Outcrops in the west Oita 2
ここでは熊本県北部を中心とした露頭を紹介します。
その1は,小国町杖立周辺です。
小国町杖立大橋東
154万年前の玖珠層群,黒雲母含有角閃石デイサイト質火砕流堆積物
小国町,杖立大橋東
玖珠層群の黒雲母含有角閃石デイサイト質火砕流堆積物と扇状地堆積物
小国町新津江川橋右岸側
鮮新世後期の松原安山岩溶岩とそれを覆う阿蘇4火砕流堆積物,この露頭の反対側には耶馬溪火砕流堆積物類似の優白色角閃石デイサイト質火砕流堆積物が分布する。
小国町,新津江橋右岸側
松原安山岩を覆う,黒色火山ガラスのレンズが明瞭な阿蘇4火砕流堆積物,
小国町杖立温泉大橋南東,下巣川左岸
節理が発達する上部更新統松原安山岩に属する単斜輝石斜方輝石安山岩
小国町杖立大橋南東,下巣川左岸
松原安山岩(写真右手)とそれを覆う山甲川流紋岩に属するホルンブレンド流紋岩質非溶結火砕流堆積物(写真左手の白色部分)
小国町杖立温泉南,杖立川左岸
68万年前の活動によって堆積した黒雲母含有ホルンブレンド単斜輝石斜方輝石デイサイト質火砕流堆積物,杖立層
小国町,杖立温泉南,杖立川左岸
観音岩ラハール堆積物とそれを覆う岩屑なだれ堆積物,この露頭下流では杖立層の火砕流堆積物と接している
小国町下巣牧場北方
115万年から100万年前に活動した,山甲川流紋岩の火砕流堆積物に見られるガラス質部分
小国町,下巣牧場北方
左の写真の露頭右側の火山ガラス,黒曜石
(obsidian)の濃集部
小国町杖立温泉湯平
115万年から100万年前に活動した,山甲川流紋岩(ホルンブレンド黒雲母流紋岩)に見られる断層
小国町,杖立温泉湯平
山甲川流紋岩(写真右)を直接覆う阿蘇4火砕流堆積物(写真左)
小国町杖立温泉
杖立層,成層したシルト層中に見られる小断層
小国町,杖立温泉
杖立層,成層したケイ藻土質シルト・砂層
小国町杖立温泉南の観音岩
対岸の杖立川左岸山頂付近から,観音岩(中央の崖)と遠方に亀石山(942.5m)と吉武山(926.5m)
小国町杖立温泉南の観音岩,杖立川右岸
山甲川流紋岩の非溶結火砕流堆積物を直接覆う70万年前の活動で形成された観音岩安山岩(斜方輝石単斜輝石安山岩)
小国町杖立温泉南の観音岩
吹き付けのため直接露頭は見れないが,ここは70万年前の活動で形成された観音岩安山岩とそれを覆う阿蘇4火砕流堆積物からなる
小国町杖立温泉南の観音岩,杖立川右岸
観音岩安山岩の下位にあたる観音岩ラハール堆積物,多くは山甲川流紋岩起源の礫と基質からなる
直線上に配置