小宝島・宝島は,北に点在した悪石島までの島々とは異なって古い時代の火山岩(グリーンタフ)と琉球石灰岩からなっている。また,ここにはハブも生息しており,新しい火山の島々とは景観が異なっている。火山岩(宝島層群,Takarajima
Group)の年代は,110万年,140万年,505万年前と報告されているが,これは変質した年代であろう。また,宝島層群は,南西諸島火山岩類の基盤として広く分布している。
北西端の鷺ヶ崎にある幅約8mの岩脈(鷺ヶ崎溶岩層)
鷺ヶ崎にある古い銅鉱山の坑道跡,銅鉱脈の品位はあまり良くない
女神山中腹に開く,古い銅鉱山跡
イマキラ岳から大篭(海水浴場)方向を望む
島の南西にある舞立神(遠方)と二股立(二股立溶岩層)
二股立の近景
二股立南東のすったち,ここも二股立溶岩層からなる
二股立から浦底,すったち,ふちの立神,荒木崎を望む
島南部のナカフラシから大積石(大積石火砕岩層)を望む
大積石の近景
女神山山頂から小宝島を望む
イマキラ岳山頂から望む小宝島
昭和53年ころの小宝島(湯泊)温泉,はだか天国
小宝島の湯泊温泉,湧き出し部分の裂罅
小宝島,湯泊の熱水噴出孔(98℃)
小宝島の宝島層群とそれを覆う琉球石灰岩,ここでは隆起のためか標高が100m近い所に分布している
小宝島の発泡する火砕流堆積物(宝島層群)
小宝島港と艀,ここは港拡張工事の時に間欠泉が吹き上げていました(噴出時の連続写真があったのですが,現在行方不明)
小宝島・宝島はここ⇒