聖母マリアの小聖務日課

Officium Parvum

Beatae Mariae Virginis

 


 

ここにご紹介いたします聖務日課は、

私が日々、回心と時の聖化のために唱えておるものでございます。

閲覧者の皆さまと、祈りの分かち合いができれば、幸いでございます。

朱門岩夫 編訳

最終更新日18/12/03


 

聖務日課を個人で唱える前の祈り(任意)

できる限り跪き、左手は腹のあたりに置いて、

ラテン文の+印のところで、右手は平たく伸ばしたまま、

その右手の親指で口と胸に十字のしるしをします。

 

Aperi, Domine, + os meum ad benedicendum nomen sanctum tuum, munda quoque cor meum, ab omnibus vanis, perversis, et alienis cogitationibus: intellectum illumina, affectum inflamma, ut digne, attente ac devote hoc Officium recitare valeam, et exaudiri merear ante conspectum divinae Majestatis tuae. Per Christum Dominum nostrum.

R/. Amen.

主よ、あなたの聖なるみ名をたたえるために、わたしの口を開いてください。またわたしの心を、すべての空しいもの、よこしまなもの、関係のない思いから清めてください:知性を照らし、愛情を燃え上がらせ、この聖務をふさわしく、注意深く、熱心に唱えることができるようにしてください。そしてわたしの祈りがみいず尊いあなたのみ前で聞きいれられるにふさわしい者としてください。主キリストによって。

アーメン。

Domine, in unione illius divinae intentionis, qua ipse in terris laudes Deo persolvisti, has tibi Horas(vel hanc tibi Horam) persolvo. 主よ、あなたがこの地上でおんみずから神に賛美を奉げたその神的なみ旨と一つになって、わたくしもあなたにこの時間をお奉げいたします。

 


 

聖務日課が終わった後に個人で唱える祈り(任意)

できるだけ跪きます。

 

Sacrosanctae et individuae Trinitati, crucifixi Domini nostri Jesu Christi humanitati, beatissimae et gloriosissimae semperque Virginis Mariae fecundae intergitati, et omnium Sanctorum universitati sit sempiterna laus, honor, virtus et gloria, ab omni creatura, nobisque remissio omnium peccatorum, per infinita saecula saeculorum. Amen. 至聖にして不可分の三位一体、十字架に付けられた我らの主イエス・キリストの人性、この上なく幸いでこの上なく栄光ある終生乙女なるマリアの実り豊かな完全潔白、そしてすべての諸聖人の一団に、永遠の賛美と尊兄、功徳と栄光とが、すべての被造物から与えられますように。そして私たちにはすべての罪からの赦しがありますように。代々限りなく。アーメン。
V/. Beata viscera Mariae Virginis, quae portaverunt aeterni Patris Filium.

R/. Et beata ubera, quae lactaverunt Christum Dominum.

Et dicitur secreto Pater noster et Ave Maria

永遠のおん父のおん子を宿した乙女マリアのご胎は幸い。

そして主キリストに乳を与えたおん乳房は幸い。

そして「主の祈り」と「天使祝詞」を静かに唱えます。

 


 

待降節

待降節第一主日の前晩の晩課から唱え、降誕祭の前日の晩課の前に九時課で終わります。

降誕節

降誕祭前日の晩課から四旬節前の土曜日の九時課まで唱えます。

四旬節

七旬節の主日の前晩から、復活徹夜祭の前に終わります。この聖節には、アレルヤを唱えません。灰の水曜日と四旬節の第一月曜からは、聖務の終わりの祈願をできるだけ跪いて唱えます。

復活節

復活祭の夜、復活徹夜祭の聖務が代わりとなります。しかし復活徹夜祭に与らない場合は、唱えなければなりません。また聖務も、復活祭当日は、一時課から始まります。

聖霊降臨後

三位一体の主日の第一晩課から待降節第一主日の前晩の九時課まで唱えます。

死者の聖務日課

復活祭の夜、復活徹夜祭の聖務が代わりとなります。また聖務も、復活祭当日は、一時課から始まる。復活徹夜祭に与らない人は、個人で以下のように唱えます。

祝日固有の交唱と祈願

 


 

朝課 賛課 一時課 三時課
六時課 九時課 晩課 終課