猿捕り茨(サルトリイバラ)?
子育てにおおわらわの母猿が、授乳の合い間のお食事タイム。 食べているのは ヤマガシュウの果実です。
このヤマガシュウと近縁種なのが サルトリイバラ。『猿捕り茨(さるとりいばら)』の語源は、先の曲がった鋭く硬い棘(とげ)が枝全体にあり、サルが入り込むと身動できなくなるから。よく似たこのヤマガシュウも棘だらけ。
絡(から)め獲られるのを恐れて、サルは近づかない、と思いきや… 意に介せず… 食べてます!
やがてこの実は黒く熟す(サルトリイバラは赤く熟す)のですが、いまはまだ青々としています。人の気配がなくなるころ、サル達はエサとなるこれらの草木を目当てに、園内にそっと入って来ます。 やがて、入園者よりもサルの数のほうが多い季節となります。
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