ミゾゴイ 「内緒にしていて ゴメンナサイ (-o-) いまだから告白しますが…」 じつは園内にミゾゴイ(サギ科)がいました。 絶滅が危惧されている希少種(推定生息数は世界中で1000羽未満!)。無用な混乱を招かぬように、園内にいる間は公表しませんでした。 姿を見るようになったのは10月の初めごろ。 それから2週間ほどいたようです。 渡りの途中にしては長逗留。「早く渡らないと寒くなっちゃうよっ!」 と心配していました。 薄暗い森林に生息して、サワガニ ・カエル・ミミズ・魚 などをエサとする鳥ですので、園内はさぞかし居心地が良かったのでしょう。 宅地開発等により個体数が激減しているとのこと。 その点ここなら大丈夫! 来年は繁殖地に選んで くれれば嬉しいのですが。
夏鳥として、4月中旬に本州、四国、九州、伊豆諸島の低山帯に渡来、繁殖。 冬は 種子島からフィリピン、中国南部で越冬。 繁殖地として知られているのは日本のみで、 約250−999羽、急速に減少。… (略) 〔長野県版レッドデータブックより抜粋〕
ごちそうさま (゚Q゚)/ 「もう少し待てば食べごろかな」と、楽しみにしていた来園者も多いはず。 ところが、敵もサルもの!…サルにやられました。 あたり一面食べ痕(あと)だらけ。 このあたりを行動圏とするニホンザルは複数グループいて、それぞれは数十頭の集団(母系社会)です。 サルは決まった巣はもたず、行動圏内を移動しながら採食し、夜になればそこがねぐら。 昨夜はここ森 林エリアで夜を過ごしたのでしょうか。 この場所の近くでは、リスが食べたオニグルミやキツネ、テン、ツキノワグマの糞、 イノシシのラッセル痕 (鼻で地面を掘り起こした跡) なども見つかりました。 水辺エリアでのミゾゴイ(上記)の滞在とあわせて、あらためて当園地の自然度(生態系の多様性)を知ることができます。 〔サルの話題はこちら〕
紅葉(黄葉)情報 カエデ類のなかで、一足早く黄葉するヒトツバカエデ。ほかに紅(黄)葉しているのは… ありませんっ! むろん、いまどき葉が青々しているわけではないのですが、しかし、紅葉にはいまだほど遠い園内です。 昨年の今頃は紅葉狩りの真っ盛り。11月の一週目には、多くが落葉していました。 しばらく続いていた秋らしくない空模様。 朝夕は寒さを感じるようになり、そろそろ秋の風情を感じたいものです。今年の紅葉は始まりが遅いぶん、 長く楽しめればよいのですが。 多少なりとも色づいてきたものは… ウリハダカエデ、ハウチワカエデ、ウダイカンバ、コナラ、ミズナラ、アブラチャン、ダンコウバイ、カツラ、オオヤマザクラ etc。