.    '06年3月1日

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サーマル ヒット!(※)

 常念岳や横通岳を背景に、安曇野の空を飛翔するパラグライダー。 条件がよければ、北アルプスの鹿島槍や八方尾根まで往復する壮大な飛行ができます。 テイクオフ(パラグライダーの飛び立つ場所)は長峰山。 安曇平の西側の端に位置する当園地と対峙して東の端にある里山です。 ロケーションの良さで人気が高いのですが、惜しいことにランディング(着陸場所)は 田んぼ… そう 農閑期にしか使えないのです 残念っ! でもダイジョウブ。 近郊には生坂(いくさか)や八方、栂池(つがいけ)、小谷(おたり)といった格好のパラ ・エリアがあります。
 重力を忘れる浮遊感、聞こえるのは 風を切る音だけ。改めて、鳥の自由さに思いをはせるのでした。
(※)上昇気流(サーマル)に入ったときの「雄叫び」。サーマルがある限り、いつまでも飛び続けられるのですっ!

        写真にポイントすると画像変化〕


         「トビやノスリは先生です」


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こっちはプロ

 「サーマルなんてヒットしなくても飛び続けられるよ」
北の国に向けて、次々と飛び立つコハクチョウです。 すっかりこの時期の安曇野の風物となりました。(去年の様子は→こちら
 今年、全国各地では大雪のために飛来数がすくなかったとか。 一方、ここ安曇野ではいままでの最多数を記録しました。 「ここなら雪は大丈夫」との情報が、どのようにしてコハクチョウ仲間に伝わったのでしょうか。 荒れ狂う大海を渡り、極寒の地を行き来するコハクチョウにとって、 日本列島半分くらいの誤差は想定内なのでしょうか。
それにしても、今年初めて当地に飛来した鳥達は、来年は日本のどこで冬を過ごすのでしょう。
  白鳥シンポジウムのお知らせは→ こちら



      当園地は、この常念岳の麓にあります


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残月

写真は、常念岳に隠れはじめた月。
… ポイントして変化する写真(2枚目)は、明けの明星(金星)
 二月中旬の凍てつく朝、ほぼ同じ時刻の それぞれ西と南東の空です。
 夜が明ける様子(時間経過)によって「暁(あかつき)」「曙(あけぼの)」「東雲(しののめ)」「朝(あした)」と変化します。 古(いにしえ)の人々が、いかに自然を深く観察し、言葉に繊細であったかが偲ばれます。 ちなみに、2枚目の写真は東雲(しののめ)の風景。 朝の表現にはこのほかに、 「明け方」「朝ぼらけ」 「朝まだき」 「早暁(そうぎょう)」 「未明」 「
黎明」 「天明」 等々があります。しかし、 このあたりを気にするようになると、朝の長閑(のどか)な時間がちょっとせわしないものになってしまいそう…。  

        写真にポイントすると画像変化〕


 昨夜は明るい月明かり。旅立ったハクチョウはいたのだろうか