長旅、お疲れ様
今まさにアサギマダラ産卵の瞬間。(6月3日撮影) 産みつけた植物(草)はイケマです。
傷ついた翅のようすから、どこか遠くで越冬して、ここまで渡ってきたのでしょう。 この小さな卵がやがて蛹となり、夏には羽化してはるか彼方の地を目指します(沖縄あたりまで渡る個体もいるとか)。 羽を広げると10cm以上になる大型の蝶とはいえ、こんな儚(はかな)い生命体が、山々を越え海を渡るのかと思うと…
ところで このチョウの移動ルートを調査しようと、全国で研究者や同好のグループあるいは個人が、マーキング調査(翅に油性ペンで記号をつけて放す) をおこなっています。
イベント的にマーキングをおこなうことの賛否はありますが、多くの人々が昆虫や自然に関心を持つきっかけとなれば、意義あることです。
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