.    '07年9月22日

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菫青石(きんせいせき)

 上写真は、烏川にあった菫青石(きんせいせき)ホルンフェルスの一種で、稀に見つかります。 [ホルンフェルスとは… 変成岩の一種で、 砂岩や泥岩などの堆積岩に高熱の火成岩が貫入してできる接触変成岩のこと。 写真は泥岩を起源とするホルンフェルス]
 さて、ここまで読んでこの項を読み飛ばそうとした貴方っ!… 貴方の足元に転がる小石は、ひょっとすると数百万年あるいは 一億年以上前の物かもしれません。 そう考えると、ちょっと気になる存在になりませんか? あるいは…上高地にあるウェストン卿のレリーフ(下写真)が埋め込まれた大きな岩〔滝谷花崗閃緑岩〕は、なんと【世界一若い花崗岩】ということをご存知でした?   世界一若いといっても、その年齢は 140万歳! いかに 我々の時間感覚とかけ離れていることでしょう。   そんな悠久の時に思いが及ぶ次回からすの学校に乞うご期待。



  次回からすの学校・講師の浅川先生からのご寄贈



   皆さん、レリーフは見るのだが… 岩に注目!


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安曇野フェスタ

 来る9月29.30日、安曇野市主催の第2回安曇野フェスタが隣接の国営アルプスあづみの公園を会場に開催され、当園地もイベントのひとつ [自然観察トレッキングツアー] の催行場所として、フィールドとガイドを提供させていただきます。
 『豊かな安曇野の自然を感じてもらう』という趣旨のもと、各日10時からと13時からの2回催行されます。 国営公園を出発地として、当園内で折り返す所要時間1時間30分のゆったりトレッキングです。
 詳しい内容やお申込みは、当日 国営アルプスあづみの公園まで。(当日参加申込み可)
なお、両日とも、国営公園が無料開放日となりますので、写真のフェンスゲートが開放され、当園地と国営公園の出入は自由です。 この機会に、両公園のそれぞれの良さをご堪能ください。



  左側が当園地、右側が国営アルプスあづみの公園


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野生動物を飼う…

 ある方が、地上にうずくまっているヨタカを保護して 当園地に持ってこられました。 獣医さんに診ていただいたところ、片翼が骨折しており再び飛べるようになる可能性はないとのこと。 もはや、自然に帰すすべはなく、 死ぬまで面倒をみる一大決心をしたスタッフが飼うことにしました。 じつはこのヨタカ、人工飼育が極めて難しい野鳥の一種です。飛んでいる虫しか食べず、「たとえ人間が目の前にエサを置いても、食べないで飢え死にする」と言う人もいます。 残された手段は【強制給餌】。 器具を使い、無理やり食べてもらっています。 すでにひと月近く経過しましたが 当初より随分と元気になった気がします。
 なお、法制上原則として野生動物の飼育はできません。 傷ついた野鳥を見つけたら、それぞれの県の鳥獣保護窓口にご相談を。  〔去年5月に、落命して持ち込まれたものの話題はこちら



      まぁるくて 大きな目がチャーミング


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                    ヨタカ 続報 (9月30日)

    上記記載のヨタカ(よた子と命名)が、30日早朝 落命しました。
   拾われてからほぼひと月。 日ごとに元気になっているように見えたのですが…
   やはり、動けないことは野生動物には致命的だったのでしょうか。
   最近は、エサを作る音に反応して、身体をすり寄せてくるようにまでなっていました。  .
   「人間が与えるエサは食べずに飢え死にする」という話しが間違いであるとの確証を
   得て、さていつまで長生きするのだろう、と楽しみにしていただけに残念です。
    この上は、我がスタッフの手で、心をこめて剥製にする予定です。
   そのスタッフいわく、「飛べないまま死んでしまったから、羽を大きく広げてあげよう」
   この後は、開くことのなかった羽を広げて、永久的に姿を残すことになります。