ここで生き続ける (旬情報 番外編)
長野県天然記念物に指定されている『一の瀬のシナノキ』(下高井郡山ノ内町志賀高原)。 太さ(幹周)は8m、樹高は20m余り、樹齢は800年と推定されています。 最近、衰退が目立ち始めたために、土壌を改良して樹勢回復を図ることに。
そこで、長野県の樹木医の幾人かが集まり、研修を兼ねて作業をおこなうことになりました。 対処方法は、根の周囲を掘って土壌改良資材を埋設する『蛸壷方式』。 使用した資材は、消炭や腐葉土の他に 土壌細菌であるアゾスピリラム菌など(いずれも、農薬には該当しません)。 さて、効果や如何に。
ところで、この樹をよぉ〜く見ると 顔が見えてきませんか? (写真にポイントすると… ほーら、見えた) まるで、両手を挙げて「ほぉ〜い、よく来たなぁ」と迎えてくれているように見えませんか?
… 巨樹 ・巨木には、いつも 物語があります。
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