.    '07年11月17日

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からすの学校(11月10日開催)

 からすの学校 ・第21回は歴史。 これまでのからすの学校は、植物や動物など大自然に関わる講座が中心でした。 そこで今回は、人間の営みに焦点を当てるべく、烏川周辺の歴史を紐解いてみました。
 旧石器時代から現代まで、この地に連綿と刻まれた歴史。発掘から判った研究成果や考察を、百瀬先生ならではの巧みな話術で伺いました。 先生曰く「歴史は名も無き人々がつくりだしたもの、一部の選ばれた者がつくったのではない」 「発掘すると、そこに家があり、残された道具がある。まさしくそれは、我々と同様の無名の人々がいた証拠。 それが歴史となる」とのこと。  そう、私もあなたも歴史を創っている歯車の一つということなのです。
 午後は古墳や廃寺の探訪。 当園地のすぐそばに点在する遺跡の数に驚くとともに、浅学を恥じたのでした。一方で、知ることの喜びを覚えたひと時でした。







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昆虫クラブ

 三郷昆虫クラブ(代表: 那須野 雅好氏)の本年最後の野外活動として、当園地に虫好き少年たちが大集合!  「この時期に、虫なんているの?」と思われがちですが、もちろん、あちこちに生息しています。 しかし、活発に活動している時期と違い、今は それぞれの虫の それぞれの生態を知らなければ、なかなか目にすることはできないようです。 今回はそれらを探し出すことのできる知識と目を持った子供たちの集まり。 またたくまに数々の昆虫を見つけました。 「目線の低さが有利なんだろう」と考えるか、それとも「大人よりも野性的である」と素直に認めるべきか…
 右写真はゴマダラチョウの幼虫。間もなくこの樹(エノキ)を降りて、根元の枯葉の下で越冬体勢に入るはずです。 それにしても 「もう寒いのだから、いい加減に降りたらぁ」と余計な心配せずにおられません。



             11月17日撮影
      〔追記〕 18日までに、すべての個体が樹を下りました


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駐車場工事完了

 11月当初から行なっていた駐車場の舗装工事が完了しました。 ハイシーズンを避けての工期だったとはいえ、多大なご迷惑をお掛けしました。 お蔭様で 雨の日もぬかるむことなくご利用していただけるようになりました。  一方で、自然度の高い園内での舗装を疑問視するご意見も聞かれましたが、排水処理や車椅子でのご利用の利便性から、メリットが期待できると考えています。
 なお、園内には5箇所(水辺エリア3箇所、森林エリア2箇所)の駐車場がありますが、舗装はそれぞれのエリアで各1箇所のみです。 他は、相変わらず未舗装です。 泥汚れが発生したり、雨水の洗掘によって 駐車スペースが平坦でない状況が続きますが、自然の中の公園という性格上、ご容赦ください。