.    '08年4月26日

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オオルリ観察会(4月20,26日開催)

 からすの学校 ・第23回は、オオルリ観察会
例年ならば、4月15日頃には 園内のあちらこちらで見られるオオルリ。 しかし、今年は観察会の前日までその姿を確認できず 「20日は無理かなぁ」と諦めかけていました。 「皆さんに なんと言いわけしよう」と暗い気持で始まった1回目… ところが、歩き出して間もなく、あの瑠璃色の姿が見えたのです。
はるか東南アジアから 海を越え山を越え、律儀にもこの日に間に合わせて来てくれたかのようでした。
 20日は天候に恵まれましたが、26日は生憎の雨模様。 しかし、両日とも間近でオオルリを観ることができ、時にはクロツグミの美声が楽しめました。
⇒ オオルリの写真は、観察会において、参加者の
  I さん撮影のもの (オリジナル写真は → こちら



  「こんなに簡単に見られるんですか」 と参加者の声





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この鳥は?

 この写真を見て、種名がわかる方は少ないのではないでしょうか。 よぉく見ると、両端の尾羽が長く伸びています。まるで'燕尾服’のように…ということは? そう、この鳥はツバメなです。 日頃見慣れたツバメの羽の色がこのようなメタリック・カラーであったり、白い斑点模様(帯状)があるなんて、ご存知でした?
 ところで、このツバメは、道路上にうずくまっているところを、通行者が保護して当園地に持ってこられた個体。 野鳥の飼育は法的な規制があるため、とりあえず『野生傷病鳥獣の一時的保護』ということで様子をみることに。 はじめは 羽ばたく素振りがなかったため、羽の損傷を心配したのですが、やがて室内を飛び回るようになりました。  やれやれ、 これで一安心。  しばらく静養させたのち、保護された場所に連れていき、無事を祈りつつ放ちました。 



           窓越しに 大空を見る



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桜探訪 (旬情報 番外編)

 当WEB管理者が所属する団体(樹木医ネットワーク ・松本)が、初めての企画を実施しました。(→ こちら) 「お集まりいただけるだろうか?」の心配をよそに、 募集定員の倍以上のお申込みがあり、この時期の桜人気を再認識しました。
 単に桜の名所を眺めて歩くのではなく、サクラとは どのような樹なのかをお伝えしたかった今回の企画。そぼふる雨のなか、しっとりとした観桜会となりました。  春の雨は、樹にとっては恵みの雨です。 樹木は冬 の間、細胞の水分を抜き糖度を高めることによって、寒さで凍結するのを防いでいます。 そして春、再び細胞に水を満たして、活動にそなえます。 一般的なお花見ならば… 「あいにくの天気で残念」 となることでしょう。 しかし、樹にとっても、貸切で桜を観られた者にとっても、その日は理想的な空模様でした。



      満開のシダレザクラに見入る(魅入る)