お餅(もち)?
ネジキ(ツツジ科)の葉に‘お餅’がくっついている… のではなく、じつは葉の一部が変化して、このような異様な形になってしまいました。 白とピンクでカラーリング された膨れたお餅のような物体。 面白い形状で見る者を楽しませますが、樹にとっては迷惑な病気です。 病名はズバリ、【ネジキもち病】。
糸状菌(カビの仲間)が原因となってできる【菌えい】です。
【虫こぶ(虫えい)】と呼ばれることがありますが、虫こぶは昆虫によってできるものを指します。実際には 植物の‘瘤(こぶ)’は、昆虫・ダニ・線虫・菌・ウィルス・細菌などが原因となって形成されます。 そこで、これらを総称して【ゴール(gall)】と呼んでいます。
このネジキもち病は、樹木にとって致命的なものではありませんが、感染性があるため、見付け次第極力排除しています。 ネジキに限らず、庭木でこれを見つけたら、早目に対処されることをお薦めします。
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