鳶 たか子
園外のとある場所で、ぐったりしていたトビの若鳥。 保護されて、当事務所に持ち込まれました。
発見者による命名は、『鳶(とび) たか子』。 「トンビが 鷹(タカ)を産む」 ようにとの願い(?)でしょうか。
外見上損傷は無いため、とりあえず 『野生傷病鳥獣の一時的保護』 として様子を見ることにしました。
園内では、ノスリ、オオタカ なども見かけますが、ごく普通に目にする猛禽類はトビです。
とはいえ、こんな間近で見るのは初めてのこと。普段見慣れているだけに、その鋭い爪や嘴(くちばし)、広げた羽の大きさに、新鮮な感動がありました。
特に、その丸くつややかな瞳は、射すくめられるような眼力と可愛いらしさを併せもっているのでした。[⇒写真にマウス・オン]
捕らわれの身となりながらも、怯えた様子はなく、威風堂々としたこの猛禽が、大空に飛び立つのは、さて、いつになるのでしょう。
|