職場体験
安曇野市の中学 2年生 4人が、当園地で職場体験をしました。様々な仕事を体験した中で 印象に残った作業のひとつが ‘枝打ち’ とのこと。
学有林で‘下刈り’だけを体験している彼らにとって 枝打ちは未知であり、かつ この先も経験することはないと思われます。 はたして、その目的や意義(※) をわかってもらえたでしょうか? ところで、この作業は、本来このような大雑把な方法で素人がおこなうべきことではありません。
樹の生理を理解しない誤った切断で、幹を傷付け、腐朽させる危険があります。
そして数十年後 … その付けが回ってくるのでした。
(※)枝打ちの目的は… ‘間伐と違い、成長を遅らせ(=年輪を詰ませ)’かつ’節(ふし)をなくす’ こと。 ただし、それは人間にとって都合の良い樹をつくるための行為であり、
樹にとっては栄養製造機関である‘葉’を消失させる、大迷惑な所業です。
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