.    '09年11月10日

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チョウの目から見た棲みよい森づくり

 烏川渓谷緑地市民会議の活動の一環として開催された講習会。 まずは室内で画像を見ながらじっくりとレクチャー。 チョウの生態や分布から見えてくる諸問題について多くの知見を得ることができました。 そして、理論武装したあとは、いざっ! フィールドへ。 はたして、チョウ(成虫)の少ないこの時期に出会えるのだろうか? …と、たいした期待もなく歩きだして 5分後に見つかったのは、ヒメキマダラヒカゲの幼虫。 ササの葉裏にいる 1p程度の緑色の幼虫を探すことは至難のわざ、と思いきや、中田講師から見つけ方のポイント(←残された食べ跡の形や切り口の色など)を教わり、にわか虫ハンターに変身した参加者の皆さんによって、次々と発見されました。(下写真)
  [独り言] 個人的には、【チョウの棲める森づくり】に魅力を感じながらも、一方で、特定の動植物をヒトが恣意的に増減させる危うさが気になるのでした。







  下写真にマウス・オン ⇒ ヒメキマダラヒカゲの幼虫


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樹の実

 『樹の実を使ったクラフト』作品。 材料は、ドングリ(コナラ、ミズナラ、クヌギ、ヤシャブシ、キリ、マツぼっくり、ホオズキ、果てはウリの種 などです。 はじめこそ 資料を参考にしながらの試行錯誤でしたが、やがて次々とアイデアが生まれ、終わってみれば 数十点の面白キャラクターの出来あがり!(写真はごく一部)
 これらの作品が生まれたきっかけは…当園地の良き理解者のおひとりである看護師さんが、勤務先の病院の入院病棟に飾りつけようと発案し、我がスタ ッフとともに作り上げたもの。これからしばらくの間、その病院で展示の後、当園地に里帰りして、以降は来園された方にご覧いただく予定になっています。
 今回使った種子は、園内外で採集した発芽の可能性が有るもの無いものそれぞれですが、そのいずれもが、見る人をホッと癒す姿に生まれ変わりました。






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あづみ野環境フェア (園地外情報)

 11月7 ・ 8日に開催された 『あづみ野環境フェア2009』。開催主旨は『楽しみながら、身近な暮らしの中で、今できることを「発見」「体感」する環境フェア』 とのこと。  そのブース展示として、当園地からもからすの学校 のこれまでの歩みを紹介させていただきました。   昨年も開催された当イベント、今回残念だったのは、新型インフルエンザ対策のために子どもを対象にした企画(人形劇や工作教室)が中止となり、家族連れが少なかったこと。 楽しみにしていた子ども達もがっかりしたでしょうが、 それ以上に、これまで準備に時を費やしたスタッフや 練習を重ねてきた出演者の方々は さぞや落胆されたことでしょう。  世界保健機関(WHO)が、最高度の警戒レベル:フェーズ6〔パンデミック(世界的大流行)を意味する〕としたことの危機感を、あらためて実感したのでした。





  からすの学校のパネル&小型動物観察装置の展示