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木端微塵(こっぱみじん)
ケヤマハンノキの太枝(写真左側)が、まさに木端微塵になっていました。
落ちた衝撃で粉々になったわけではありません。 この‘木くず’をつくったのは、アカゲラ。 園内で見られる コゲラ、アオゲラ、オオアカゲラ と同様、啄木鳥(きつつき)の仲間です。
しばらく前から、この樹を餌場として、アカゲラが頻繁に通っていました。 最近になって、その枝が中空になったのですが、落下しても危険性はないと判断して「折れるのは時間の問題だなぁ」と気楽な思いで眺めていました。しかし、
とうとう限界を超えたよう です。 気づいた時には、すでに落ちていました。
‘木くず’の新しいことから、ひょっとすると、アカゲラの採餌中に折れたのかもしれません。 だとすれば、彼(彼女?)は驚いたに違いありません。
ご馳走に ありつき、盛んにつついていたところ、大音響と共に餌場が崩れ落ちた場面を想像してみてください。
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7m程の高さから出ていた直径 12cmの太枝と木くず
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