骨から見た動物のお話(10月30日開催) からすの学校 ・第37回は、骨から見た動物のお話と頭骨ストラップ作り。 左写真は豚の足の骨格標本(!)。参加者の多くは、豚足は食べていても 足の指が何本あるのかは気に留めていなかったよう です。(ご存知です? 豚の足の指が何本あるか?) 先が 2つに分かれていることから、2本と思われる方が多いようですが、正解は 4本。 人間の手で言う 親指(第 1指) は、ほぼ完全に退化し、さらには、人差し指(第 2指)と小指(第 5指)も使うことが少ないことから退化して離れた箇所にあります。 そのため、中指と薬指にあたる第 3指と第 4指のみが 目につくのでした。(ちなみにウマは第 3指:中指のみ) 飾り(?)を外すと様々な疑問も解決します。今回、頭骨を並べて観察したことで、タヌキとキツネが同じ仲間(イヌ科)であることや、イタチとテンが同じ仲間(イタチ科)であることをご理解いただけました。
(水辺エリア)工事完了 水辺エリアでおこなっていた工事(園路の舗装と烏川の護岸工事)が完了しました。 工事箇所は、バリアフリー園路の一部。 開園以来の酷使(?)で傷んできた路面を透水性舗装しました。これで、車椅子やベビーカーの通行の快適性向上、あるいは、つまずき防止が期待できます。 舞台裏を明かせば… 舗装の工法や材質・色などは、熟慮の上で決定されました。 そして その後の管理にしても、(ご想像される以上に)結構 気をつかっています(*^。^*) たとえば、落ち葉の清掃や道路際の除草では… 当園地にふさわしい園路とするには、掃き清めて落ち葉を無くすべきか、あるいは枯れ葉を残すべきか。残した場合、歩行への影響や危険はあるのか、園路の耐久性 ・透水性に 影響を及ぼすのか、などなど。公園としての安全性 ・快適性を保持した上で、当園地本来の自然度を高める難しさがあります。
天然記念物を観る (旬情報 番外編) 当WEB管理者が所属する団体 (樹木医ネットワーク ・松本)が【松本市内の天然記念物指定の名木を訪ねる】と銘打ったイベントを開催しました。 訪れたのは… 中塔のツガ(梓川 ・市天)、梓川のモミ(梓川 ・県天)、八幡宮鞠子社のメグスリノキ(梓川 ・県天)、波田神社のコナラ(波田 ・町天)、 大野田のフジキ(安曇 ・県天)、北新のビャクシン(新村 ・市天)、和田のコウヤマキ(和田 ・市天)、島立南栗の三本松(島立 ・市天)などなど。 いずれもが数百年の星霜を経て、いまだ生き続ける樹 です。 一口に数百年といってもピンときません。そこで 目安となる出来事は… 300年前には赤穂浪士(元禄赤穂事件)があり、400年前には関ヶ原の戦いが… そんな時代に芽生えてから 今に至るまで、動くことなくその場に立ち続けている生命体に、あらためて、畏敬の念が沸々とわいてくるのでした。