.    '10年10月17日

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工事中

 当分の間、園内各所で工事をしています。
水辺エリアでは、園路の舗装と護岸工事を、森林エリアでは、新設園路の測量 ・施工を行っています。 自然観察や静寂を求めての散策などでご来園いただいた皆様には、ご迷惑とご不便をおかけし、あるいは、ご期待にそえずに申し訳ございません。
 舗装はバリアフリーの園路を中心に行っているため 工事完了後は、これまで以上に車椅子やベビーカー の通行が、安全で快適になります。また、森林エリアでは、新たな園路の開設により、 植物や動物の痕跡などで、これまでとは違う発見が期待できます。
 公園の充実に向けて必要な工事をこの時期に設定したのは来園者が少ないからです。しかし、来られた方にとって、それは関係のないこと。 特に遠方の方には、せっかくの楽しみに水をさしたのかもしれず…
おかけした迷惑に報いる公園づくり を目指します。







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こんなところにも…

 この龍蛇のような彫り物は、青森の五所川原に伝わる‘虫おくり’[病害虫を防ぎ、五穀豊穣を祈願する慣習・祭り]に使われる『ムシ』です。   遠く離れた津軽にあるべきものが、ここにある理由は⇒ こちら
 で、今回話題にするのは『ムシ』ではなく、それが載っている‘台’。 その台の右下に ご注目。 なにやらキノコが生えています。[マウス・オンで拡大]
これはニガクリタケ。間違って食することの多い毒きのこです。信州においても、この 1ヵ月ほどの間に 2件 危うく事故(事件)になりそうな事案が発生しています。 いずれもが、流通ルートに乗って一部は購入された方がおられるようです。 きのこ中毒は、医師⇒保健所を通じて、マスコミ発表されることが義務づけられています。 時間的な経過を考えると、幸いにも 今回のきのこ騒動による被害はなかったようです。
今年はキノコが豊作! 当然 毒きのこも大豊作!







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こんな写真は、お嫌いですか? (~_~;)

 一見、なんともグロテスクな写真の主は、ヤマカガシ。お嫌いな方には、なんとも 目の毒、目のやり場に困る…ではなく 目を伏せる写真かもしれません。 しかし、よぉ〜く観ると、 その繊細な造形美というか、自然の巧みさを目の当たりにする思いがします。
 ところで、ヘビって、こんな骨格をしていることをご存知でした? 骨格の無いナメクジやタコなどの軟体動物と混同していませんか? 意外にも、ヘビは、こんな立派な骨を持つ生きものなのでした。 普段見慣れた動物も、骨に着目すれば、生理生態について思わぬ発見があるかもしれません。そこで、次回からすの学校【骨から見た動物のお話と頭骨ストラップ作り】。 生きもの写真家の安田 守先生をお招きしての講座。これまでとは 一味違う違う動物たちの世界に乞うご期待。 あわせて、博学者である講師ならではの 自然界のあれこれの話題もお楽しみに。





 自然界(小動物)とスタッフの協同作業で完成した骨格標本