野生傷病鳥獣の一時的保護 〔続編 その9〕
爆睡中のムササビ。当園地に来てから 133日目の寝顔です。 多少の刺激では目を覚まさず、わずかにうす目を明けて様子をみて、また眠りの中へ…
野生動物としては、ちょいと気がかりではあります。
しかし、この頃は度々野性の本能らしき仕草を見せ始めており、今はそれに期待しているのでした。
今回は、警戒心もなくまどろみの中にあるのをこれ幸いと、手足を写してみました。〔⇒写真にマウス・オン〕
前足の指は 4本、後ろ足は 5本、いかにも木登りに有利な鋭い爪です。 ちなみに、中央大きなのが‘右後ろ足’。
親指(右端)がもっとも短く細く、小指(左端)は太く長いため、人間の足を連想すると混乱します。
異様なほど大きな肉球 〔蹠球(しょきゅう〕は枝をしっかりつかむために発達し、足の裏半分に毛がはえているのは滑り止め。
こうして間近でまじまじと観る生き物の創りの巧妙さは感動ものです。
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