枝抜け 《頭上注意!》
カラマツの枝が 【枝抜け】により落ちました。 樹高 24m ・直径 54cmの樹の、高さ 16mあたりの枝で長さは 7m、重さは 18kg。
幹と枝は別々の成長をしており、その分岐部分(枝の根元)の幹側の組織が破断した結果です。 ごく健全に育っている枝が、強風や(今回のような)着雪の重みで、付け根から抜け落ちます。
【枯れ枝】や【枝折れ】と違い、枝元からの生(なま)の枝は、枝先とは比べようがない重さがあります。本来であれば、自重や風の揺れ、隣接する樹の枝との触れあい等で、枝の伸長を停める植物ホルモンが生成されるはず。
しかし、どうやらこの枝は、その判断が甘かったようです。枝抜けは、破断の際に分岐部分の樹皮を剥がすため、幹に大きな傷をつけます。そしてほぼ確実にそこから腐朽が始まります。最悪の場合、その箇所で幹が折れるかもしれません。
今後の推移に‘年単位’で、要注意です。
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