.    '12年1月23日

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烏川渓谷緑地DVD

 昨年度に製作した ガイド・ブックの姉妹品として、当園地紹介のDVDを製作中です。当園地には今ある自然を後世に残すという大きな目的があります。そのためには安易に来園者を増やすことに問題があるとはいえ、 今生きている人々にも存在を知らしめる必要があるとの関係者の判断から、これらを世に出すことになりました。毎年、夏期は水辺エリアの一部は大賑わい。オーバーユースともいえる混雑に、交通問題や自然破壊の危険性に頭を悩ませています。  その一方で、ここで出会える自然を求める方も多いはず。 それらの人々に今回提供の情報が伝わることを願って、このように県職員、業者、管理事務所スタッフが製作会議を重ねています。 完成までには、あと少しです。 今年の春にはご覧いただけるよう、ただいま好調に作業進行中! 乞う、ご期待







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枝抜け 《頭上注意!》

 カラマツの枝が 【枝抜け】により落ちました。 樹高 24m ・直径 54cmの樹の、高さ 16mあたりの枝で長さは 7m、重さは 18kg。 幹と枝は別々の成長をしており、その分岐部分(枝の根元)の幹側の組織が破断した結果です。 ごく健全に育っている枝が、強風や(今回のような)着雪の重みで、付け根から抜け落ちます。 【枯れ枝】や【枝折れ】と違い、枝元からの生(なま)の枝は、枝先とは比べようがない重さがあります。本来であれば、自重や風の揺れ、隣接する樹の枝との触れあい等で、枝の伸長を停める植物ホルモンが生成されるはず。 しかし、どうやらこの枝は、その判断が甘かったようです。枝抜けは、破断の際に分岐部分の樹皮を剥がすため、幹に大きな傷をつけます。そしてほぼ確実にそこから腐朽が始まります。最悪の場合、その箇所で幹が折れるかもしれません。 今後の推移に‘年単位’で、要注意です。







  枯れ枝と違い、外観からは危険が予見できません


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こども自然教室

 松本市に本拠を置くNPO主催の『こども自然教室』が実施されました。午前中は当WEB管理人が対応させていただいて、室内講義と屋外での自然観察。 午後は雪を遊び相手に、思いっきり跳びまわりました。  上写真は、クマの捕食跡を観ているところ。 まずは 一昨年の出来事を聞いてもらった後、現地にご案内。これまで、これを見て気味悪がる大人や子どもが多数派 だったのですが、今回は‘つわもの’ぞろいでした。ヘッドランプを点けて、頭を樹洞に突っ込んで、じっくりと観察していました。 下写真は昼食風景。雪でテーブルを作り、椅子は雪だるまを作る要領で各自が自作。雪原に素敵なダイニングが出来上がりました。 そして昼食後は「待ってました」の雪遊び。下半身が埋まりそうになりながら走り回っていました。 ところで、この積雪はここ数日間のもの。この時期、雨女・雨男が歓迎される… かな?







   昼前から夕方まで、雪の中で過ごしていました