.    '12年5月13日

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比較対象 一目瞭然

【左写真】 ウリハダカエデ(左)と ウリカエデ(右)。 【右写真】 ウリハダカエデ(左)と ホソエカエデ(右)。
 この三者はよく似ているため、別々の場所で観ると違いがよくわかりません。 しかし、こうして並んでいると、違いは一目瞭然です。 「こんなに都合良く生えているはずはない。植えたんでしょ」と思われるかもしれませんが、さにあらず、この場に自生している(自然に生えている)のです。 園内ではこの他にも、ヒノキサワラコナラミズナラシラカンバウダイカンバハウチワカエデコハウチワカエデ など似たもの同士が、隣り合って、あるいは園路を挟んで自生しています。 そんな恵まれた環境を活用すべく、恒例の人気イベントを開催します。 ⇒ からすの学校『葉・花・実でわかる樹木観察』   今回は、いつもの 樹木分類(同定方法) だけでなく、森林管理のあれこれについて、その考え方や実践方法をじっくりと学びます。







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森林エリア探鳥会

  烏川渓谷緑地市民会議 と、当園地主催による森林エリア探鳥会 が開催されました。 野鳥観察イベントとしては、先月21,22日にからすの学校・オオルリ観察会を開催し、所期の目的を達することができました。 そして今回は、フィールドを水辺エリアから森林エリアに代えての観察会。  ウグイスイカルをはじめ、キクイタダキ、サンショウクイ、ビンズイ、オオルリ、アオゲラなどの囀りや、空高く飛翔するアマツバメの姿などを確認しました。 また、囀りだけでは同定の難しいカラ類(シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ)や、姿だけでは見分けの難しいムシクイ類(センダイムシク、メボソムシクイ、エゾムシクイ)。 それらが、比較するのに理想的なタイミングで現れてくれました。
 室内の座学では、研究者ならではの視点から捉えた野鳥の見分けポイントを学んだり、園内に設置したレコーダーに記録された鳴声を聞き分けました。









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天空での食事 (旬情報 番外編)

 写真は当WEB管理者が講師を務める講座での一場面です。ここは標高1300m。この場所から標高700mまで、600mの急斜面が続き、その先にあるのは、仁科三湖のひとつ『木崎湖』です。 「おむすびを落としたら、湖までとりに行かなければならない」との冗談も現実味を帯びている場所での昼食です。
 写真の方角は安曇野を望む南東ですが、西側には 蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳 が目の前に屹立しています。  北東に目をやれば、はるか彼方にはうっすらと雨飾山戸隠連峰も見えます。  なぜここが、このように開けているのかというと、パラグライダーのテイクオフ(離陸)場所になっているからです。 WEB管理者自身、過去に3回ここから空に飛び立ちました。 離陸後わずかで、爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が目線の高さになった感動が思い出されました。