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野鳥のヒナを拾わないで
多くの野鳥が巣立つこの時期、時にヒナが地上にいることがあります。『大変だっ! 巣から落ちている。保護しなければ』 との慈悲心から拾っても、それは[保護]ではなく、親と子を引き離す[拉致]になってしまいます。
巣立ちの時期には、時としてヒナが巣の近くの地上にいることがあります。 地上にいて生きているということは、その近くには親鳥がいて、ちょっと前までエサを与えていたことを意味します。
(親切な)ヒトがいるため、近づけないでいることが多いようです。 一方で、現実的には猛禽類や肉食動物の餌食になったり、体温低下で死ぬことも少なくないでしょう。
しかし、仮にその厳しい現実があるとしても、自然の摂理をヒトが恣意的に乱さない為、野生動物を一時的に保護するのは、怪我を負っていたり、(法的規制はともかく)巣から落ちることが死を意味する動物(たとえば ムササビ)に限られるべきと考えます。
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『日本野鳥の会』のポスター [写真クリックでリンク]
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