.    '13年2月8日

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戻り冬

 数日の暖かさで雪も解け始めた頃、また雪が降り寒い冬が戻ってきました。 ところで、雪は『解ける』のでしょうか? 固体が液体になるのなら『溶ける』あるいは『融ける』のほうが合っているように思うのですが。 そこで質問です ⇒ 【雪がとけると、なんになる?】 
 即座に思いついた貴方の答えは 『雪がとけると水になる』 それとも 『雪がとけると春になる』。 さて、どちらでしょうか?  前者を思った方には『雪融け』が、後者には『雪解け』が納得できるかもしれません。
 それまで雪で覆われていた大地が現れて、雪の束縛から‘解か’れ、動物だけでなく人間もホッとする。まさに ‘雪解け’ が相応しいのではないでしょうか。
文字の解釈はともかく、マスコミでは【雪解け】で統一されているようです。ちなみに、NHKの放送用語委員会では議論があるようで、なかには全てひらがなが良いとの、なんとも短絡的な意見もあります。   







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アニマルトラッキング その1

 からすの学校 ・第56回は、アニマルトラッキング。  この時期恒例の講座ですが、今回初めて水辺エリアにおいて開催しました。 積雪深があり、生息する野生動物の種類が多いことから、それなりに期待してはいたのですが… 明け方までの降雪ということもあり、思ったほどの痕跡はありませんでした。 それでも、キツネテンリスの足跡やツキノワグマのクマ棚やミツバチの巣を襲った跡などが観察できました。
 なによりの収穫は 【本来のアニマルトラッキング】をしていただけたこと。 この手のイベントでありがちなのは、足跡をみつけて、その種類を伝えるだけのもの。それは単に【足跡ウォッチング】です。『トラッキング』とは『追跡』のこと。 今回は、キツネの足跡をしばらくの距離追跡しました。キツネが、いかに脇目もふらずに一直線に歩いているのかを得心していただけました。







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アニマルトラッキング その2 (旬情報番外編)

 当WEB管理人が講師を務める長野県山岳総合センター主催の『野外活動講座』において、乗鞍高原を訪れました。 写真は、シラビソ、コメツガ、トウヒの深い森の中にそびえるように立つシナノキの巨木を見上げているところ。  生憎この日は、夜半からの雨がシトシトと降る、アニマルトラッキングには不適な日となりました。 この時期の乗鞍高原で、雪ではなく雨が降るのはとても珍しいこと。 (現に、この日の前後数日には、まとまった雪が降りました) 恨みの雨により足跡も多くが消されてしまっていました。 とはいえ、キツネ、リス、ノウサギ、テンの足跡や、 ノウサギがヤナギの冬芽や樹皮を食べた跡や糞を見つけることができました。皆さん、暗闇の中を駆け回る野生動物の存在を実感されたようです。 もうひとつの目的であった【スノーシューによる散策】 は、まずまずの雪質や積雪があり、それなりにお楽しみいただけたようです。