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アカマツ 折れる! (園地外情報)
写真は 松本市の保存樹に指定されていたアカマツの輪切りです。昨年 7月に根元近くで折れてしまいました。 多くの地元住民に親しまれていたようで、残念がる人の声も多いとのこと。(⇒信濃毎日新聞)
記事によると ・樹齢300年 ・10年ほど前の落雷で傷み、なおかつ傾いた とのことです。 しかし、とあるルートから入手できたこの輪切りと現地で伐採根を見る限りにおいて、その考えにはいささか承服しかねます。
当WEB管理人がそれらを診て判ったことは ・樹齢は 180年程度 ・傾いたのは樹齢 2,30年の時(今から 150〜160年前:針葉樹特有のアテ材の形成で推測) ・道路工事が最近行われたらしく、根元が 30cmほど埋まっていた など。 傷ついたことが腐朽の原因となり折れたことに異論はありません。
しかし、それは雷という‘天災’ではなく、工事に伴う根の切断と盛土に起因する‘人災’と思われます。
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直径 70cm。偏心なのは傾いたため。白点は10年毎。
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