.    '13年4月28日

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海を越え、山を越え

 下記オオルリ観察会は、例年であれば、4月20日頃に実施するのですが、今年は一週間遅らせての開催としました。 毎年 渡り直後をねらって日程を設定するため、時には観察会には早すぎることもあります。しかし、今となってみれば、例年通りの時期にしなかったのが、ちょっと悔やまれます。 19日まで、その姿を見ることは無く、遠くで数回のさえずりが聞こえただけでした。 『やれやれ、やはり遅らせて良かった』と安堵した 20日に、突然としてオオルリのオスの集団が現れました。それからの数日間は、 一本の樹に数羽のオオルリがとまるという場面が、園内いたるところで見られ、野鳥ファンを喜ばせていました。 その後、観察会当日までの間、オオルリをはじめとして、 これまでにない数のルリビタキ、カヤクグリ が観察できて、さらにはコサメビタキ、センダイムシクイといった常連だけでなくコマドリ も数羽、今日現在とどまっています。





数年前、事務所の窓に激突して落命したコマドリ[剥製]


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オオルリ観察会

 からすの学校 ・第57回は、オオルリ観察会。 例年であれば、 4月20日過ぎの最初の週末におこなうのですが、今年は一週間遅らせて開催しました。
 2日間の内の 1日目。スタート直後は、前日までの賑やかさが想像できないくらいに鳥の出現は少なかったのですが、終盤になったころ オオルリルリビタキが幾羽も現れてくれました。2日目は 打って変わった状況。オオルリがいたるところで見られ、あわせてコマドリ、ウグイスと【日本三鳴鳥】が観察できました。
  また、室内講義では、さすがに信州野鳥の会会長ならではの、数々の興味深い話題が提供されました。例えば、現在松本市の街中で見られることでニュースにもなっているハヤブサのこと。じつは当WEB管理人も、数日前に (じっくりと)目撃しており、 その飛翔の姿に魅せられて時を忘れ、場違いな双眼鏡を持って、車の行き交う道路に立ち続けたものです。





  【2日目】探すまでもなく、次々とオオルリが現れる


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桜探訪 (旬情報 番外編)

 写真は、当WEB管理者が代表を務める 『樹木医ネットワーク ・松本』が開催した【桜探訪】での一場面です。 ソメイヨシノエドヒガンシダレザクラ などが散ると桜の話題は終わってしまいます。ところが、実際には 本格的な桜シーズンは、この後巡ってくるのです。 カスミザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、ミヤマザクラ、タカネザクラなど、山に自生する桜はこれからです。 あるいは、【里桜】と称される園芸品種の多くが、ソメイヨシノが咲いている頃には開花していません。 げんに、この日(4月19日)観た中で唯一満開だったのは松前八重寿(マツマエヤエコトブキ)だけでした。 同じ場所で隣りあって生えている 普賢象(フゲンゾウ)、鬱金(ウコン)、御衣黄(ギョイコウ)、一葉(イチヨウ)、楊貴妃(ヨウキヒ)などは、まだほとんどがつぼみの状態。 おそらくこの日から 2週間後ぐらいに見ごろになると思われます。
   【当日の様子を伝える地域新聞 ⇒ こちら





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