蔓(つる)の花
近頃、ゆえあって【つる植物】の写真を撮っています。 今が盛りのこれらの花は、【左上】マツブサ 【右上】ミヤママタタビ 【左下】サルナシ 【右下】オニツルウメモドキ。
つる植物といえば、樹木管理の見地からは、いわば厄介者。
樹冠を覆うように繁茂すれば、その樹木を衰退させたり、ときには枯らしてしまうこともあります。
林業においては、見つけ次第除去すべきものとされています。
当園地では必ずしも目の敵(かたき)にはしていないことから、多くの場合はそのままにしています。その結果、つるに覆われた大木が枯れることが多々あります(フジによるものが多い)。 枯れ木も生態系を成す重要な要素とはいえ、倒れると人や施設に被害が予見できる場合は伐らざるをえません。
大木になると伐採の費用も高額になります。樹木の枯損防止や限りある管理費を考えれば、事前につるを切るべきなのでしょうが…
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