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蜻蛉(とんぼ)? 蝶?
写真はキバネツノトンボの孵化直後の幼虫です。成虫[写真にマウス・オン]は一見するとまるで‘蝶’のようですが、名前は ‘トンボ’。 … はて (・_・?)
じつは、トンボでもチョウでもなく アミメカゲロウ目ツノトンボ科 に分類される昆虫です。
トンボが幼虫から成虫になる不完全変態であるのに対して、ツノトンボは、幼虫→蛹→成虫になる完全変態です。
なんとも愛くるしい(?)この幼虫。 問題は、その孵った場所です。 多くの場合、草原の草木の枯れた枝や茎に卵を産み付けるのですが、今回見つかったのは、今が盛りと開花中のムシトリナデシコ(ヨーロッパ原産の外来種)の茎。
帰化植物の繁殖を極力抑えたい当園地とすれば、見つけ次第真っ先に除草対象としています。 今回は、たまたま 卵に気がついて、九死に一生を得た彼らですが、本来であれば草は刈り取られて、その儚い命を終えていました。
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幼虫の体長は2mmほど。ルーペで観て知る、この姿!
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