仕方なく
仕方なく、2本のカエデを移植しました。 『動植物を持ち出さず ・持ち込まず』が原則の園内では、あわせて、樹木の自然樹形を維持するために、恣意的な移植や整姿剪定を極力控えています。
剪定することにより、ほぼ確実に 自然樹形が失われるからです。 しかし、工事の都合から移植せざるをえなくなりました。日程上‘根回し’もせず、それまで生えていた場所に比べると 明らかに悪い土壌に植えることになり、なんとも樹に申し訳ない所業となりました。
とりあえずは、根系域のごく狭い範囲は土壌改良したものの、将来的な根の成長域まで改善することはできませんでした。もっとも、多くの細根を失った根の状況を考えると、遠い将来を心配するよりも来春以降の短期間が不安です。
『早寝 ・早起き』のカエデですから、2月ごろには目覚めて活動を開始します。さて、無事に開葉 ・開花してくれるでしょうか。
|