.    '14年7月15日

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信州 山の日

 このたび長野県では【信州山の日】が制定されました。 それを記念して当緑地においてもイベントを開催します。 タイトルはウォルター・ウェストンの常念登山日記の原文を解読する 北アルプスを擁する安曇野に相応しい催しと自画自賛しています。
  7月15日からの一ヶ月間、県内のあちらこちらで様々なイベントが開催されます。 なかには数百人から千人規模の集客を予定している催しもあるようです。 それに比べて、当緑地では少数精鋭 ・こじんまりとしたイベントです。 しかし、内容的には相当に濃いものになりそうです。 ウェストンの日記はこれまでにも翻訳されていますが、常念岳登山のルートなどで、 それとは異なる解釈があることを知りました。  日記を読み解くことで、どんな事実が判るのでしょうか。 他で開催されるフィールド活動中心のイベントとはひと味違う内容に、ご期待ください。





    日記から、なにが読み解けるのでしょう?


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作戦変更

 以前お伝えいたしました森林エリアの新たな園路の続報です。 その際には『市民会議会員によるチップ敷きの作業が終われば開通』と告知いたしましたが、ちょっと作戦変更になりました。  しばらくは、‘チップ敷きの園路’ではなく‘防草シート敷きの園路’ となります。  手持ちのチップでは量が足りないことから、急遽、市民会議会員に奔走していただき、その人脈から量の確保ができたのですが、残念ながら園内で使うには基準を満たせませんでした。 樹種や枯れた原因(ならたけ病であれば移入禁止)、マツ材線虫病による処理木であれば破砕の大きさ など、園内に使うための基準があります。 将来的には園内の間伐や修景作業による伐採木をチップ化して使うこととしました。 しかしその間、切り盛り土でできた園路そのままでは降雨時の歩行に危険が伴います。そこで苦肉の策がコレ。その効果やいかに?





     会員による作業で、間もなく開通です


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白鼻芯 (園地外情報)

 それは、要請のあったイチョウの樹木診断をしていた時の出来事でした。 作業開始から 30分ほど過ぎ腐朽を調べるために木槌で幹を叩いたところ、樹上でなにやらゴソゴソ音がしました。 何事かと見上げると… じっとこちらを見ていたのはハクビシン。思わぬ遭遇に、お互いに見つめあうこと数分間。やがて、いたたまれなくなったのか、身を翻して樹洞の中へ。 そして、 次の瞬間に現れたときは、子どもを咥えていたのです。またたく間に 1mほど樹を上り、隣から伸びているスギの枝を伝って林の中に姿を消しました。 どうやら危険を察知して、子どもを隠す行動をとったようです。 なんとも気の毒なことをしました。親子で穏やかに眠っていたところを叩き起こしてしまったようです。 ところで、ハクビシンが外来種なのか在来種なのか結論は出ていません。いずれにせよ、それは ヒトの都合であり、彼らはあずかり知らぬことです。





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