.    '14年8月9日

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臨時閉園解除(予定)のお知らせ

 森林エリアにおける 7月17日からの臨時閉園を、 8月13日に解除いたします。 臨時閉園以降、以下の対処を実施して早期の開園を目指しました。
1.園路沿いの笹(シナノザサ)刈り
2.エサ源となっている‘蟻(アリ)の巣’がある枯損木や伐採根の除去
3.管理人や市民会議会員による巡視の徹底(ヒトとの棲み分けを知らせる)
などです。 ただし、これらにより園内あるいは周辺からクマがいなくなったわけではなく、また、7月30日既報のツキノワグマの行動の謎(ヒトが近づくまで気づかなかった理由)が明らかになったわけではありません。 しかし、上記により、出会いがしらの‘バッタリ遭遇’の危険度が下がり、管理人による目撃情報が無くなった現在、彼(彼女?)を驚かせる状況が減ったと考えられることからの閉園解除となりました。





       森林エリア入口に設置する看板


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大発生から収束へ

 ヤナギやヤマハンノキの幹におびただしい数の毛虫の死骸が… 死んでいるのはマイマイガの幼虫です。昨年、県内のあちこちで大発生して騒ぎになりました。 その時産まれた卵が今年孵り、食害と(毛虫嫌いの方が多いことから)視覚的嫌悪感によりマスコミを賑わせました。 その膨大な数の羽化が今頃から始まりますが、ひょっとすると思いのほか少ないかもしれません。蛹になる前の幼虫(毛虫)の段階で、このように死んでしまったからです。 原因は、エントモファーガ・マイマイガという昆虫疫病菌によるものです。(また、バキュロウィルスというウィルスの感染による死亡も多い)   場所によっては大量の農薬で対処したようですが、そのために想定外の影響(被害)が昆虫をはじめとした生物にでるのかもしれません。 マイマイガについていえば、10年程度のサイクルでの大発生と、(人智に頼らない)収束が繰り返されてきました。 





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グリーンタフ (旬情報 番外編)

 写真は当WEB管理者が講師を務める講座で訪れた際のもの。場所は奥志賀を流れる『雑魚(ざこ)川』の渓谷に沿ったブナ林を行く散策路です。
 この滝の名は『大滝』 … さて、これをなんと読みますか? 実は、行政区域によって異なる名があります。栄村では‘おおたき’、木島平村や山ノ内町では‘おおぜん’と呼称されます。 このほかにも、『三段滝』や『ハーモニカ滝』などが続き、川沿いの道には気品ある姿でブナの巨木が立っています。  また、場所によっては、見渡す範囲で 20種余の野草が開花していました。 見所が多いため足が前に進まず、時には子育て終了間際の野鳥の警戒声に追われて、ようやく歩を進めたこともありました。 感動続きのひと時でしたが、特筆すべきは‘グリーンタフ(緑色凝灰岩)’。川幅いっぱいに広がる河床が、実は一個の岩であると確認した時は感動ものでした。





   滝ウォッチャー(当WEB管理人)お薦めの名瀑