大発生から収束へ
ヤナギやヤマハンノキの幹におびただしい数の毛虫の死骸が… 死んでいるのはマイマイガの幼虫です。昨年、県内のあちこちで大発生して騒ぎになりました。
その時産まれた卵が今年孵り、食害と(毛虫嫌いの方が多いことから)視覚的嫌悪感によりマスコミを賑わせました。
その膨大な数の羽化が今頃から始まりますが、ひょっとすると思いのほか少ないかもしれません。蛹になる前の幼虫(毛虫)の段階で、このように死んでしまったからです。
原因は、エントモファーガ・マイマイガという昆虫疫病菌によるものです。(また、バキュロウィルスというウィルスの感染による死亡も多い)
場所によっては大量の農薬で対処したようですが、そのために想定外の影響(被害)が昆虫をはじめとした生物にでるのかもしれません。
マイマイガについていえば、10年程度のサイクルでの大発生と、(人智に頼らない)収束が繰り返されてきました。
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