野鳥の最期
残されたおびただしい羽は、ここでイカルが捕食者によって命を絶たれたことを物語っています。
羽軸に残された痕跡(齧られたのではなく、引き抜かれた)から、キツネやテンといった哺乳動物ではなく、猛禽類の餌食になったと考えられます。
これまで園内で確認された猛禽類のうち、このような痕跡を残しそうなのは… オオタカ、クマタカ、イヌワシ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、フクロウ など。
夏の喧騒から静かさをとりもどしはじめた園内においても、日々熾烈な生き残りの戦いが繰り返されています。
ところで最近、園内でこんな出来事がありました。スタッフの目の前で、来園者がいまだ飛べない野鳥のヒナ(コサメビタキ?)を追っていました。
聞いたところ『パンをあげようとしていた』とのこと。
巣から落ちたのを可哀想に思っての行為(厚意)なのでしょうが…
結果として、親から引き離して、死を早めることになってしまいます。
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