.    '14年8月25日

   .

大にぎわいの樹

 上写真はオオスズメバチスミナガシ。  下写真はオオスズメバチコムラサキ。 同じ樹(ヤナギ)に集まっています。 このほかにも カブトムシルリタテハなど 8種類ほどの甲虫や蝶が群れていました。  しかし、『昆虫観察にうってつけ!』 と喜んでばかりいられません。問題はスズメバチ。この前日にはキイロスズメバチが数頭だけだったのですが、 この日の朝見たところ、10頭あまりのオオスズメバチが集まっていました。当園地は昆虫の園外への持ち出しは禁止になっていますが、採集して観察の後放すことはできます。  多くの昆虫が集まっているこの樹は、採集にもってこいとばかりに、スズメバチに気づかず近づいてしまう危険があります。 そこで、やむなく、その周囲を立入り規制させていただきました(←写真にマウス・オン)。  多くの昆虫が樹液を求めて群れていれば、そこには蜂もいると考えて行動する必要があります。





  園内ではコウモリガの幼虫による樹液滲出が多い


   .

樹名札の受難

 森林エリアに設置してある樹名札に異変が多発しています。 ここしばらくの間に、何者かによって齧(かじ)られるという珍事です。 相当に頑丈なプラスチックのプレートに、しっかりと残された歯型。それから推測すると、どうやらサルのようです。  しかし、メーカーに確認したところ、これまでそのような事例は無い とのこと。  園内のサルは【雪の下からキクイモを掘り出して、雪の上で転がして泥を落としてから食べる】 という文化(?)をもつだけに、他の地域のサルとは違う行動をとるのでしょうか。 なお、園内には同一メーカーの 2種類のプレートがついていますが、被害は一方に限られています。 齧っているだけですので、エサというより嗜好品なのでしょうか、それとも 怪しいものに対する忌避行為なのでしょうか?  いずれにしても、 2種の製品に含まれる成分の何らかの違いが、サルの行動のトリガーになっていると考えられます。





     なんとも、驚くべき咀嚼(そしゃく)力


   .

きのこシーズンを前に

 写真はアカヤマドリ。 傘の直径が 20pほどもある威風堂々たる‘きのこ’です。 夏期に出るきのこは少ないなかで、大きさといい味といい、特筆すべき一品です。 ただし、これは園内ではなく、少し離れたコナラアカマツの混交林に出ていたもの。 アカヤマドリは、それらの樹と共生する‘菌根菌’です。
 ところで、きのこシーズンを前にお願いです…
当緑地では、きのこ狩りや山菜採りは禁止となっています。先に採取してしまうと、後から来園された方が観られなくなってしまいます。 都市公園とはいえ自然公園としてのご期待も多いことから、ご来園者には、できるかぎり安曇野の自然をご覧いただきたいとの願いがあります。 そこで《食欲よりも知識欲を》とすべく上記規制をさせていただいています。 また、昆虫採集については、同じ理由とともに、園外で放すことによる遺伝子汚染の回避から禁止としています。





マウス・オンで近くに出ていた食菌のキンチャヤマイグチ