この検査の利点は   マルチスライスCT装置
  • 検査時間が短い(10分以内)
  • 内視鏡を挿入しないので苦痛がない
  • 病変を様々な方向から観察可能などです

胃2型進行癌   この検査の欠点は
  • 放射線被曝の問題(最近は軽減されてきています)
  • 下剤等は内視鏡と変わらず必要であること。
    (これも最近は下剤なしで大腸検査が可能となってきています)などです。

癌の早期発見に
癌による死亡の中でトップの肺がんは、初期症状が風邪に似ており、無症状のことも多く注意が必要です。特に喫煙者は非喫煙者と比べ、約4.5倍も肺癌のリスクが高いと言われています。現在、特に症状はないが健康に関心をお持ちの方は、定期的な検査をお勧めします。

メタボリックシンドロームの診断はCTで
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓肥満症候群)といいます。従来、内臓脂肪の量を測定するのは困難でしたが、CTスキャンによって内臓脂肪の量を簡単に、そして正確に測定することが可能になりました。検査時間は5分程度です。

当院では6スライス同時収集可能なマルチスライスCTを導入しております。
マルチスライスCTで撮影を行うことにより、今までのCTでは得ることの出来なかった立体的な画像を作成することが出来、内視鏡を挿入することなく、消化管粘膜の画像が得られ、診断に有用です。新しい、挿入しない内視鏡として米国で最近広く行われていています。

胸部CT検査は、従来の胸部X線撮影では発見できない早期の肺がんを検出することができます。
メタボリック・シンドロームの診断のため、CTによる内臓脂肪・皮下脂肪を正確に測定できるソフトも導入しております。又、頭部、胸部、腹部等全身の断層像(輪切り)や立体像(3D)の鮮明な画像が得られます。患者の方は検査着に着替えベットに寝て頂くだけで検査出来ます。

CTによる肺、大腸、胃、内臓脂肪などの検査は15分程度です。