エイプリル・フールの何が良いって、例えば、―あくまでたとえですけど、普段垢抜けない個人サイトを運営している人がいたとしましょう。彼は三月最終日から四月の一日にかけての夜、こう思うわけです、春だし、新年度も始まった、なんだか浮かれてきたんで、よーし、うちの冴えないサイトもトップページだけでもリニューアルしてカッコよくしちゃおう、なんてね。
で、早速作業に取りかかる訳だけど、一から新規に作成したらとても面倒なので、できる限り今までのを流用してちょこちょこっといじるわけです。当然、たいしたものはできないわけですが、浮かれていることもあって、できたものをせっかくだからと勢いで公開しちゃうわけです。
そうして彼は満足して、心地よい疲れを覚えながらぐっすり眠るんですけど、一晩寝て起きて公開したページをよくよく見れば、どうってことはない。むしろ思いつきで作った悲しさで、これまでよりも劣ってたりするわけですよ。
さて、どうするか。
これが普通の日ならば、いやーちょっと思いつきだけで行動しちゃいました、ごめんなさい、なんて謝りつつ、恥ずかしい思いをしながら元に戻すんですけど、エイプリル・フールならば、そんなことはしなくていいわけです。仮に誰かにツッコまれたとしても、アレはジョークなんですよ、ハハハ、なんて言い訳できるわけです。
エイプリル・フールって実にいいですよね。え、そういう日じゃない?
ところでこの文章ですが、いつもだとココログに投稿して、それと同じものをサイトの方に公開しているんですけど、せっかくなので(なにが?)この文章はサイトの方のみで公開することにしました。今これを読んでいる方は、ココログで読んでいる方よりも、少なくとも一回分は私の駄文を多く読んでいることになります。
全然得した気分になれないのは、多分気のせいです。
私には幼稚園に通う姪がいるのですが、先日彼女の親からたまには何か贈ってあげてよと言われて、じゃあ絵本でも贈るかってことになったのですが、困ったのが何を贈ればいいのかってこと。
相手が小学生の高学年くらいで、自分で本が読める年齢ならば、本にしろ、マンガにしろ、自分が子供時代に夢中になった本などを参考にお薦めすることもできるんだけど、なにせ相手は幼稚園児。
姪はやっと文字が少し読めるようになった程度で、物語を自分で読むのはまだまだ無理らしい。というか、テレビにしろ読み聞かせている絵本にしろ物語をきちんと理解しているかどうかはまだ怪しいみたいなんですね。
自分が幼稚園児のときにどんな絵本が好きだったかを思い出そうとしたけど、もうすっかり忘れてしまってますね。一つだけ覚えているのはサラダの本。ストーリーといったものはなくて、一ページ一ページに野菜の一部や断面の絵が描かれていて、最後にはサラダになるような内容だったような……。もう記憶も曖昧でタイトルもよく覚えてないんですが……。
本人と一緒に本屋に行って、反応を見ながら欲しいものを買ってあげるのがベストなんでしょうけど。
あれこれ悩んで、結局何を選んだかというと……、
センダックの「かいじゅうたちのいるところ」にしました。
なんでこれを選んだのかというと、私がこの本を読んだのはもう大人になってからなんですが、読後、これを子供時代に読んでいたらなあと思った本の一冊だったからなのです。つまり最終的には自分の好みで選びました(笑)。
まあそうやっていつの時代も大人は子供に自分の趣味を押し付けるものなのだ……と開き直ってみる。
で姪に贈ったのですが、親によると反応はまあまあ。でも、プリキュアの本と比べたら人気が無いそうです(笑)。
ただでさえ更新頻度がそう高くないのに、ここしばらく頻度がめっきりと落ちていると評判のこのサイトですが、更新をサボって何をやっているかというと……、えーと、久々にテレビゲームをやってます(おい)。
ここ数年は、家庭用ゲーム機での本格的なゲームはかなりご無沙汰してるんですけど、春になると突然ゲーム機を動かして、ゲームをしなくとも、セーブデータの確認や整理をしてます。おかげでここ数年のゲームのセーブデータはみんな3月や4月。
春になるとなぜ突然そんなことをし始めるのかは、自分でも謎です。忙しい時期なのにねえ。現実逃避?それはあるかも。春はゲームの季節だと勝手に思い込んでいるだけかもしれません。
で、そうやってセーブデータの確認をしたりしているうちにあるゲームをやり始めちゃいまして、ここんとこもう毎日のように。
どんなゲームをやっているかというと、ナップルテールだったりします。
今は亡き、ドリームキャスト用に発売されたアクションゲームです。これ、発売が2000年なんですね。ああ、もうそんなに前になるのか……(しみじみ)。私が購入したのは発売からもっと経ってからなのですが。
なんで、またそんな前のゲームをやりだしたのかというと、このゲーム、すべてのアイテムを集めたり、すべてのイベントを見るには、一回目のクリアだけじゃ駄目で再度のプレイが必要という、近年リリースされるゲームソフトによくある仕様になってまして、アクションが苦手な私は、一度クリアしただけで力つきてしまい、二回目、三回目のプレイはそのうち……と思いつつ、そのまま放っておいたら、いつの間にか数年経っていたと……。
セーブデータを見たら、最後にセーブしたのが2004年の3月、その前が2003年の3月。うーむ……。
久々にまたやりたくなるぐらいだから、さぞかし名作なのかと問われそうですが、このゲーム、横スクロールのジャンプアクションで、難易度はそう高くはないのですが、3Dで奥行きの概念があり、これが画面で確認し辛くて、特に後半のマップではもう……。これはもうちょっとなんとかならなかったのかとか、あとムービーももうちょっとなんとかならなかったのかとか、説明書の表紙もなんとかならなかったのかとか……(以下略)と、いろいろ言いたいことはあるのですが、
でもマップのデザインや世界観やキャラクターや音楽が実に魅力的で、やっているうちに、わかった、もう許す、もう許すよ私は、あとは脳内で補完するよ、という気分にさせてくれる、そういうゲームなのです。
そんなわけで、こんなものまで作り始める始末。
Expressionでパスを引いて、最終的にはPhotoshop Elementsで加工してます。まだ修正しなきゃ行けない箇所が多数。宝箱も作らないと。
アクションマップに入る際に表示される画面のクローンです。実物とちょっと、よく見るとだいぶ違うんですが。このゲーム、街やアクションマップや、キャラクターなどはパステル調の派手めの色合いなのに、アクションマップに入る際に表示されるマップのタイトル表示がやたらとシックで、逆に印象に残って。こういうところもこのゲームの魅力だったりします。
こんなもの作ってどうするのか。いいんだ楽しいから。がんばるよ私は。ガーグが見つからなくて泣きそうだけど。
参考リンク Napple Fan Club
このページのメニュー一番下のハテナ玩具堂は、以前はメレ兄さんという方が運営されていた攻略サイトなのですが、今はめそさんという方に引き継がれて運営されています。<Creators>をクリックするといきなり404ですが、アドレスの拡張子.htmlから最後のlを削ればアクセスできます。
内容が更新されないのにトップページだけが頻繁に更新されるというのは、駄目なサイトの特徴としてよく挙げられる条件ですが、それはまぎれもなくうちのサイトのことです、ええ。四月に入って、細かな変更を含めたら一体何回変えたやら自分でもよく把握できていません。一体お前は何がしたいのか、何がしたいのか。
ごめんなさい、ごめんなさい。いつも殺風景なサイトだけど、ただちょっとだけオシャレをしてみたかっただけなんだよ。でももう諦めました。画像がドンとあって、メニューもドンとあって、でも800*600でもスクロールは必要じゃないページ作りなんて私には無理なんだよ。しかもトップページとほかのページとのデザインが全然合ってないし。憧れの画像タイトルよ、さようなら。うちはまた普通の殺風景なサイトに戻ります。
トップページのことから話が変わりますが、ちょうど一週間ほど前にサイトの掲示板のCGIを変更しました。定期的に投稿される業者の宣伝投稿をなんとかしたかったのですよ。
個人サイトの掲示板に業者が全く無関係な宣伝投稿をしてくるというのは昔からあることなんだけど、最近はツールを使って大量に投稿してくるようで始末に負えない。私が見ている狭い範囲でも、皆さんかなり被害を受けていて、中にはそれで掲示板を閉鎖したトコロも。
私のサイトではKENTさんのYY-BOARDを利用しているのですが、ちょうど一年ぐらい前から、バージョンアップの度に禁止キーワードや投稿キーなどのスパム対策機能を強化されてます。それだけスパム被害が多くなっているんでしょうねえ……。
最新版での投稿キー機能を有効にすることで、投稿ツールからの自動投稿はかなり防げると思われるんですが、ただ、投稿の際にキーを入力してもらう必要が出るので、個人的にちょっとためらうところがあって。
そこで、見よう見まねで、禁止キーワード機能をちょっとだけ改造して、標準よりもフィルタリングを強化して使っていたのですが、禁止キーワードをこまめに更新することで連続投稿は防げても、最初の投稿は防げないわけです。業者もわかっていて、転送URLなどを使い次々と内容を変えて投稿してくるのでどうしたものかと。
悩んだ末にflatray.comで公開されているYY-BOARD spam 対策改造を利用したところ、ぴたりとスパム投稿が止まりました。同じように悩んでいらっしゃる方は、導入を検討されることをお勧めします。
このspam対策版にはスパムと思われる投稿をログとして記録できる機能があるのですが、このログを見ていると、うちの掲示板がスパム投稿ツールに登録され、それを使って定期的に投稿されているというのがよくわかって憂鬱な気分に。
これでうちの掲示板に限ってはのどかに閑古鳥が鳴く、平和な日々が訪れそうですが、でも業者もそのうちまた対策施してやってくるんだろうなぁ……。
なんとかしてよ、Web2.0。
追記 2006/10/04:
言葉の言い回しを一部修正しました。
14日にMac版Photoshop Elements 4.0がリリースされました。Windows版に比べて遅れましたが、リリースされたことは喜ばしいです。
私は2.0ユーザーなのですが、勢いでアップグレード版をポチッと購入しました。インストールしてあれこれ試しながら、Elements4.0のスクリーンショットの公開を中心にしたファーストインプレッションをポチポチと書いていたのですが、ものすごく長くなってしまった上に、ちょっとビックリしたことがあったので、まずそれを最初に。ほかはのちにでも。
その前にElements 4.0の基本情報と感想を簡単に。
残念ながらIntelMacにはネイティブで対応してません。Rosetta経由で。
Adobeからのお知らせメールによると、四月中旬以降にダウンロード版が発売される予定。アップグレード版が5900円(予価)とお安いのでおトク。
アップグレード版は以前のElementsはもちろん、iPhotoも対象製品になっているので、Macユーザーの多くはアップグレード版の購入ができそう。
ファーストインプレッション
最初、インターフェイスが2.0から大きく変わってるし、どうしようかと思ったけど、カスタマイズすれば2.0のように使えるし、なかなか良い感じ。個人的に気になっていた箇所も直っててよかった。
で、ビックリしたことなのですが、Adobe製品マニュアル特有の変な臭いが無くなっていることや、アプリケーションやドキュメントアイコンがものすごくダサくなっていることにも驚いたのですが、
4.0のドキュメントアイコン。ダサいというかWindows XPっぽい。
まあ、それは別として、以下本題。
Elementsをインストール後にサービスメニューに「Open URL in Opera」というメニューがでるようになりました。うち、Operaはインストールしてないんですけど。
Elementsと一緒にインストールされたのかなと思って、Spotlightで探したけどヒットせず。シムテムプロファイラのアプリケーションをチェックしたけどやはり見当たりません。仕方ないのでTextEditに適当にURLを記述して、サービスメニューから「Open URL in Opera」を選択したら、Operaが起動しました。起動するとドックに表示されるので、そこからFinderに表示させ、ウインドウ上部のアイコンを+コマンドクリックして階層を表示させたら、
うあぁ、なんてところに。Operaが丸ごと入ってるよ。
アプリケーションパッケージ内なんて、そりゃ、Spotlightでもヒットしないわけだ。
Elementsをインストールするとほかに、Adobe Bridge、Adobe Help Center、あと、ユーティリティフォルダ内にAdobe Updaterがインストールされるのですが、もしや……、と思って、Bridge、Adobe Help Centerの中も覗いたら、うあぁ、ある、あるよ。両方ともOperaが丸ごと入ってる(笑)。Opera、3つもいらんよ(笑)。ちなみにバージョンは7.53と7.54でした。
ネットで検索すると、AdobeとOperaはHTMLレンダリングエンジン提供で合意したとあります。
Powered by Opera: Opera Integrated with Adobe Creative Suite 2
なるほど。いや、でもレンダリングエンジンとして使うのはいいんですが、ブラウザ丸ごとって……。どういう実装なんだ。Windowsではどうなっているのだろう?
丸ごとって言いましたが、Adobe用にカスタマイズされているのかは不明。さすがに何かカスタマイズされているかとは思うのだけど、起動させた限りでは、ふつーのOperaです。確認くんで確認したところ、ユーザーエージェントは、Opera/7.54 (Macintosh; PPC Mac OS X; U) [en]。もっともOperaは設定でユーザーエージェントはいくらでも変えられるのですが。
以前はインストールしていたときの設定をバックアップに残しておいたので、それを~/Library/Preferences/に上書きして、Elements内のOperaを動かしたら、ブックーマークなどがきちんと反映されました。過去に10周年記念で一日限りで無料配布されたライセンスキーも反映されて広告も消えたし(笑)。
容量に関してはElementsに入っていた7.54は9.8MB。まさか、こんなことがあるなんて思わないから、古いバージョンのOperaなんて取って置きませんでしたが、Opera8.5のアプリケーションパッケージは、容量が12.6MBですね。ただ、Elements内に入っているOperaには英語以外の外国語リソースが入ってません。8.5の英語以外の外国語リソースを全部合わせた容量が約3.0MBなので、バージョンは違うものの、外国語リソース抜いたらほとんど容量は同じですね。
ElementsだけじゃなくてBridgeやHelpにも入っているということは、Photoshop CS2やIllustrator CS2などにもきっと入ってますね。誰か確認してください。もしそうだとしたら、Adobe Creative Suite 2を使っている人はきっとOperaが5つも6つも……(笑)。
しかし、贅沢というか大胆というか……、いやはっきり言って無駄。この仕様が技術の問題からきているのか、ライセンスの問題からきているのか知りませんが、フレームワークとしてライブラリ内にインストールするとか、Application Support内に入れて共有するとか、そういう発想は無いのか。
冷静に考えると、アプリケーションパッケージ内にサポートアプリケーションとしてウェブブラウザが入っているアプリは、確かにほかにもあるんですよ。MidRadioPlayerとか。でもこれは、WebKitを利用していて独自にビルドされたものだし、容量だって500KB以下だし……。
せめてElements内のだけでも捨てちゃったら駄目かなぁ?とか、エイリアスで対応できないものかとか、Firefoxをリネームして入れ替えたらどうなるんだろう?とか、せめてバージョン8と入れ替えようかとか、いやそういう問題じゃないな、などなどいろいろ試してみたいことも出てきますが、とにかく驚きました。
Adobeと言えば、Adobe Readerをインストールすると Safari のパッケージの中に勝手にシンボリックリンクを埋め込むという嫌なことをすることで有名ですが(参考リンク HMDT archive July, 2005)、それに比べりゃ、自社のアプリにブラウザ丸ごと入れてるなんてかわいいものしれませんけどね。
Adobeさん、マニュアルの変な臭いだって消せたんだから、このOpera入れまくり仕様もその技術力でなんとかしてください。
前回はElements 4.0でビックリしたことを書きましたが、今回は正統的(?)にスクリーンショットを中心に紹介したいと思います。
前回はこちら
GARDEN Days: Photoshop Elements 4.0 for Macintosh のスゴい仕様
Elementsは3.0のときに以前と比べて仕様がだいぶ変更されたと聞いていたので、そのスクリーンショットを見たいと思っていたのですが、Mac版Elementsのスクリーンショットがなかなか見つからなくて。公式サイトにさえ無いんですよね。そんなこともあって自分が新バージョンを購入したらスクリーンショットを公開しようと考えていました。購入を考えている方の参考になれば。
以下は1024*768の解像度のモニターでPhotoshop Elementsを使用しているスクリーンショットです。
また、管理人は2.0からのアップグレードなので3.0での変更点を知りません。『新しくなった』『変更された』というのは2.0からの変更点で、3.0で既に変更されていた可能性があります。
マウスを上に乗せたときに赤い枠線が出る画像は、クリックすると大きな画像をみることができます。
初期状態のまま起動後にスタートアップスクリーンを閉じた状態です。
1024*768の画面で初期状態のまま使うと、基本サイズの512*512pixelが100%で開けない……。
Elements 2.0のクイック補正メニューを全画面表示で表示しているような感じ。補正前、補正後表示は縦にもできます。ワンクリックでクイック補正とスタンダード編集を切り替えられ、なかなか使いやすいです。
ここまでスクリーンショットをご覧になった方はわかりますが、2.0と比べるとだいぶ変更されています。3.0で変わったのかな?初期状態だとパレット類はパレットエリアという、ツールバーと一体化したエリアで開かれ、ツールボックスは画面左に長細い状態で存在してます。
ちなみにElements 2.0はこんな風に使ってました。ツールバーは使わないので非表示にして、ツールボックスはほかのパレットと一緒に右に寄せてました。
使い慣れた、以前と同じような形で使えないか、カスタマイズに入ります。
ツールボックスは上部をドラッグして適当な位置に持ってきたらこれまでと同じような状態に(画面左に持ってゆけばまた長細くなります)。パレットはパレットエリアからタイトル部分をドラッグすれば分離されます。パレットのグループ化はこれまでと同じ。タブの部分をドラッグして重ねればOK。フォトエリアとパレットエリアは非表示に。こんな感じで大体2.0と同じ風にすることができました。
4.0ではエフェクトパレットはレイヤースタイルパレットと一緒になりました。サムネイルで使っている分には問題なく使えます。
パレットエリアは非表示といっても完全に消える訳じゃなくて、ちょうどウェブブラウザのサイドバーをたたんだような形で、画面右隅に存在します。
右隅に「パレットエリアサイズを調整」と表示されているのがたたまれたパレットエリア
この状態でたたんだ箇所をクリックすると右に置いたパレットの上にパレットエリアが開かれます(メニューバーから表示するとパレットの後ろで開かれてしまう)。たまにしか使わないパレットはエリアに収めておくとよいかも。もちろんパレットエリアの方を常用してもかまいません。個人的にはパレットエリアもタブ化できればなあと思うのですが。
2.0でのフィルタパレットが進化した感じ。
ここらへんは2.0と同じですね。
標準のテンプレートは年賀状専用という感じ。簡単に作成できるのでもっとテンプレートが欲しくなります。
Elements本体のスクリーンショットはここまで。次は付属アプリケーションを。
Elements 4.0では使いづらかったファイルブラウザが無くなり、替わってAdobe Bridgeが付属するようになりました。ElementsにBridgeが付くのはMac版だけのようです(ヘルプにそう書いてありました)。
基本的にはCreative Suite 2に付いているのと同じもののようですが、ヘルプにはCreative Suite 2に付属してあるのを機能拡張版と記してあります。よく見るとElements版にはAdobe Stock Photosのリンクがありませんね。でもVersion Cueのリンクはあるね。Elementsだけだと意味なさそうですが(笑)。
ファイルブラウザに比べたらものすごい高機能。参照するメタデータがもう半端じゃない。表示も早いし、見やすいし。元はプロが使う為のツールだから私にはオーバースペックですが。
2.0ではオンラインヘルプはウェブブラウザで閲覧してましたが、専用ブラウザで表示するようになりました。専用だけあって、検索もしやすく、見やすいです。
実際に使用してみた感想はまたのちにでも。
もっと整理した上でメリットとデメリットを箇条書きにしようと考えていたのだけど、まとめられなかったので思いつくまま雑多に。これまで記したことと多少重なることもありますが、それはご勘弁を。
以前の記事
GARDEN Days: Photoshop Elements 4.0 for Macintosh のスゴい仕様
GARDEN Days: Photoshop Elements 4.0 for Macintosh のスクリーンショット
これを書いている私は、2.0から4.0へのアップグレードなので3.0を知りません。Macユーザーなので、Windows版のこともわかりません。
そうそう、前々回に述べたダウンロード版ですが、Adobe Storeでの販売が開始されたようです。ダウンロード版は容量が551.6MBだと記されています。うちのパッケージ版のディスクを確認したら530.6MBでした。この分ならばたぶんオマケも含まれていることでしょう。安いので買うならこっちをお勧めします。
では、ざっと感想を。
2.0に比べて薄くなり、変な臭いもしなくなりました(残念?)。機能が増えているのに薄くなったのは、目次を見るとわかりますが、基本的なポイントのみが載っていて、詳しい解説はアプリケーションマニュアルを参照、となっているため。
マニュアルが薄くなったことは一概に悪いとは言えないのですが、以前はあった、ショートカットが一覧できるクイックリファレンスが付いていないのには納得がいかんです。手元においておくとかなり便利なのに。ショートカット表はユーザーガイドにもなく、アプリケーションマニュアルのみ。厚紙一枚ケチるな、今からでも郵送してこい、と言いたい。
その他のフォルダに入っている素材などのファイル。2.0のときは著作権フリーの写真、Stock Artがカタログと一緒に100枚ほど付いてきました。
4.0ではアートというフォルダに、切り抜かれた画像素材とか、写真用のフレームだとか、背景だとか、印刷にも耐えられる解像度のいろんなものが120MBほど入ってます。素材集としてはStock Artよりも汎用性は高そう。
でも、それは必要なのかとか、有料であっても欲しいのか、などと問われたら、Stock Artもそうだったけど、微妙。使わないし(おい)。あくまでもオマケですからね。でも無いと悔しいんだよね(笑)。
私がパッケージ版を購入した理由の一つが、ダウンロード版にオマケが確実についているか不明だったからなのですが、先に記したように、容量からいってダウンロード版にも付いていると思われます。次は私もダウンロード版にしよう……。
開いている画像のプロファイルの変換ができる。以前だと開き直さないとできなかった。
フォントが簡易プレビューできる。
PDFを開いたときに中の画像だけを取り込む機能がついた。ちょう便利。
ノイズ削除フィルタが増えた。
復帰メニュー。セーブしたところまで一気に戻れる。
Bridgeが付いた。これまでのファイルブラウザに比べたらもう……。
裏技が使えるようになった(謎)。
ツールバーが消せない。オプションバーと一体化。いらない。
Opera入れまくり(アプリケーションの一部として)。いらない。
「Web用に保存」でJPEG保存時に、保存オプションの設定が引き継がれない。
Windows版でも同じ現象が出ているようです。仕様と言う名のバグですね。Adobeのフォーラムの投稿を参考に、Commandキー(WinではAltキー)を押しながら設定を一時保存することでしのぎましょう。
参考リンク
Adobe Japan User to User forums - Web用保存オプションについて
ダサいアイコンとスプラッシュスクリーン
3.0以降ElementsはWindows版に注力しているので、そっちの方に合わせたんだと思いますが、ちょっとねえ……。
アプリケーションとドキュメントのアイコンリソースは、Photoshop Elements 4.0.app/Contents/Resources/内にあります。私はバックアップ取って2.0のと入れ替えちゃいました。過去のバージョンがない人はCS2の体験版から……(ゲフゲフ)。
スプラッシュスクリーンのリソースはPhotoshop Elements 4.0.app/Contents/Required/NewPNGResources/EL_SplashArt.pngのようです。「ぷろなみ」を消すだけでもかなりよくなると思います。
追記(2006/05/05):
このリソースを変更してもスプラッシュは変わらないとのコメントをいただきました。確かにご指摘通りで、スプラッシュを変更するには、Photoshop Elements 4.0.app/Contents/Resources/Photoshop Elements 4.0.rsrcをリソースエディタで変更しないとダメでした。確認せず記して申し訳ありません。リソースを書き換えることでスプラッシュを変更することに成功しましたが、ちょっと敷居が高いのでお勧めはしません。
なお、Photoshop Elements 4.0.app/Contents/Required/NewPNGResources/フォルダにある画像は、英語版から追加され、日本語版のみで使われた画像のリソースのようです。
パレットエリアは意外と使えそう。
レイヤーのリンクの仕方が変わって最初やり方がわからなかった。前はアクティブレイヤーに対してリンクしたいレイヤーのリンクの欄をポチッとするだけだったのだけど。Finderで複数のファイルを選択するのと同じように、Command、またはShiftキーを押しながらリンクするレイヤーを選択してリンクボタンをクリックするのだと判明。わかってしまえばなんのことはないのですが。
レイヤーの新規ボタン、削除ボタンなどが上に。 新規レイヤーを作成するには上でも違和感ないのだけど、いらないレイヤーをゴミ箱にドロップして削除するのには上だと違和感があります。慣れかなぁ。
エプソン製スキャナドライバとの相性。
これは正確にはElementsの問題ではなくて、Pantherでは問題なかったのでTigerとドライバの問題なのですが。少し前のエプソン製スキャナ+ドライバを使い、TWAIN経由で画像を取り込めなかった件が解決しました。特に最近出た最新ドライバを入れると、2.0ではクラッシュしてしまうので困ってました(スキャンそのものはイメージキャプチャでできましたが)。
「Web用に保存」で書き出した画像のクリエータが8BIM
Mac版Photoshop Elementsでは、クリエータが、1では8BIM(Photoshopと同じ)で、2からElements特有の8ELEになったのですが、Web用に保存で書き出した画像はなぜか8BIMのまま。これ、関連付けで問題が出るのですよ。気にしているのは私だけかもしれないけど(笑)。しょうがないのでドロップレット作って書き出した画像のクリエータを書き換えてます。
正直、大きな機能追加はないです。あえて挙げるとしたら、Rawファイル対応ですけど、これはもう3.0での目玉機能でしたしね。私はRawが使えるカメラも持ってないので。機能だけならば2.0と大きくは変わらないというのが実感です。
とはいえ、2.0から比べると各種ブラッシュアップされているので、アップグレードした価値はあったなと思います。3.0からの人はどうだろう。
あとIntelMacの人はネイティブじゃないので購入を躊躇するかもしれません。ElementsはPhotoshopをベースに作成されているので、本家が対応しない限り無理でしょうねえ。こればっかりはしようがない。
ただ、Macはフリー、シェア、市販を含めて、手頃な感じのペイントソフトがほとんどないのが現状です。デジカメ写真を取り込みたい、レタッチはそれほどしないと言うのならば、iPhoto(とフリーウェア)で十分事足りますが、それ以上の機能が欲しいとなると、どうしてもElementsが候補に挙がってきます。
前にも述べた通りアップグレード対象製品にはiPhotoも入っているので、新規にMacを買った方は全員アップグレード版の購入資格があることになります。ダウンロード版ならば比較的安いので、そこらへんを考慮した上で購入するかどうか判断することになるでしょう。
追記(2006/04/20):
誤字、誤表示を修正しました。あと、追加として、インストールされる小塚明朝フォントの名前が2.0のと違うことに気づきました。素人目ではウェイトも含め変わってないように見えるんだけど、やはりなにか違うのかな。
はてなのCTO(取締役最高技術責任者)のnayoyaさんが、人力検索はてなで質問した
Mac OS Xのフリーウェアのオススメがあったら是非教えてください。
が、はてなを中心に大人気。質問は4月25日に開始されたのですが、日に日に回答が伸びています。
私は普段新し物好きのダウンロ〜ドやdps、WoodenshipsといったMacのフリーウェア情報サイトをチェックしているので、フリーウェア、シェアウェアに関してはそこそこ知っているつもりでしたが、はてなの皆さんが寄せる回答を見ると、初めて名を聞くものも多くて実に役に立ちました。ベテランのOS Xユーザーも使い始めたばかりの人も、一度覗いておくことをお勧めします。
ところで、寄せられた回答を見て、いくつかの項目について思うことがあったので、フォローするとまでは言いませんが、ここでいくつか述べさせて頂きます。
MySQLのGUIクライアントとして挙げられていたCocoaMySQL。
確かにMySQLを入れていると便利なツールなのですが、開発が止まって久しく、認証プロトコルが変更されたバージョンが4.1以降のMySQLでは接続ができません。
しかし、そこはオープンソースの偉大さで、有志の方によりCocoaMySQL-SBGとして開発が継続されています。こちらは最新バージョンではユニバーサルバイナリにも対応。これから使われる方はこちらをお勧めします。
まあ、正直に言うとSQLクライアントはphpMyAdminばかり使っているのですが(おい)。いや、でも便利ですよね、phpMyAdmin。私が使うのはせいぜいデータベースの作成、削除、バックアップぐらいなので……。
リネームソフトとして挙げられていたR-Name。
これは私も利用しているソフトなのですが、一つ欠点があって、これを使ってリネームされたファイルやフォルダからは、Finderの「情報を見る」から見られるコメント、TigerではSpotlight コメントが削除されてしまうのです。コメントが無い、あるいは必要としていない場合には何の問題も無いのですが。
TigerではこのコメントがSpotlightの検索ワードになっているので、消されると困る場合もあるでしょう。そういう方にお勧めなのが、Renamer4Macです。
環境設定で名前の変更方法を、高速だけどコメントが消えるシステムと、コメントが消えないFinderの二つを切り替えられるので、状況に応じて設定を変更しましょう。普通に数十、百数十程度のファイルならば変更方法がFinderでも遅いと感じることは無いですね。もちろん基本的なリネームソフトとしての使い勝手もR-Nameと比べて劣るところもありません。
パッケージシステムとしてDarwinPortsが挙げられてましたが、このDarwinPortsのGUIマネージャーが存在します。それが、Port Authority。
FinkにおけるFink Commanderみたいなものですね。ちょっと重いのが難点ですが。Portsのようなものをガシガシ使う人にはGUIなんて必要ないのかもしれませんが、私のようなヘタレはGUIがあった方がいい、というか無いとダメなのでこちらを利用しております。
公開:2006年04月01日 最終更新日:2010年03月23日