Days:2007年6月

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2007年6月

2007/06/01

iTunes Plus!

先日、Appleから「高品質の256 kbps AACエンコーディングを特長とするDRMフリーのミュージックトラック、「iTunes Plus」(アイチューンズプラス)」が発表されました。日本のストアも対応!

linkアップル、iTunes Plusを発表

このサービスが提供されることは少し前から告知されていましたが、日本ではまた無縁のサービスなのだろうと諦めていました。嬉しい誤算です。

早速iTunes Storeに接続してみると、iTunes Plusのコーナーがあり、ライブラリのアップグレードというのが表示されました。これまでiTunes Storeで購入した中で対象の曲がある場合に、差額分を追加すればライブラリがアップデートできるとのこと。高音質といっても私の耳じゃ区別はつかないだろうけど、対象曲も少なく、アップグレード料金が小額だったので、話の種にと、手続きをすませてアップグレードしようとしたのですが……。

いやあ、アクセスが集中しているせいか、全然落ちてこない……。エラーでダウンロードが止まったままですよ。昨夜、試したときには全くダウンロードできなくて、仕方ないので諦めて終了させて、今夜また試しているのですが、二曲ダウンロードできたところでまた止まってしまいました。全曲アップグレードが完了するにはまだまだ時間がかかりそうです。

もっとも、そうやってお金をかけ、苦労してまでアップグレードするだけの価値のあるライブラリかというと……。

アップグレードできるライブラリの一部
はたして高音質の意味はあるのだろうか?

ダウンロードが終わらないので中断して、iTunesを一旦終了させ、再開しようとまたiTunesを立ち上げたところ、ライブラリに「ダウンロード」が表示されないのでかなり焦りました。でも、そうなっても、iTunes Storeに接続し、右上のアカウント名をクリックしてアカウントを表示させると、そこから保留中のダウンロードが再開できるのですね。

2007/06/02

iTunes でアカウント認証のパネルが消えない

iTunes Plusのライブラリアップグレードがやっと終わりました。対象の曲はたったの9曲でしたが、完了するのに三日かかりました……。

ああ、やっとダウンロード地獄から開放される、と思ったのもつかの間、新たなトラブルが。すべてのダウンロードが完了したにも関わらず、iTunesを起動するたびに、認証パネルが表示されてしまうようになりました。これが表示されなくなるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

認証パネル
iTunes起動時にこのパネルが必ず出てくるように。

前の記事にも記したのですが、ライブラリアップグレードがあまりに重いので、一旦中止して、iTunesを終了。それからまたしばらくして、iTunesを起動させて、ダウンロードを再開するというのを繰り返していました。再開後はダウンロードの表示が消えましたが、アカウントを表示させるとそこから再開できます(iTunesのメニューの、Store → 購入したものを確認…でもできるようになるかも)。

それを繰り返しているうち、iTunesを再起動させるたびに、上記の認証パネルが表示されるようになり、認証が終わると、途中だったファイルのダウンロードが自動的に再開されるようになりました。で、上で述べたように、やっとこすべてのファイルのダウンロードが終わったのですが、にもかかわらず、iTunesを起動させるたびにこの認証パネルが表示されてしまいます。認証しても何かが始まるわけでもなく、キャンセルしても動作に問題はないのですが、実にうっとおしい。

解決すべく色々試してみました。

Storeのメニューから、購入したものを確認…、コンピュータを認証…。認証確認はされますが、以降も消えない。

一旦、コンピュータの認証を解除してから終了させてiTunesを再起動。消えない。再度認証させたのですが、やはり消えない。

iTunes Storeからサインアウト。消えない。再度サインインしても、やっぱり消えない。

iTunes Storeのアカウントから、購入と、音楽ダウンロードの警告をリセットを実行。消えない。

ログアウト、再ログイン。消えない。

~/ライブラリ/Preferences/内にある、初期設定ファイルである、iTunesと名のつく.plistファイルを一旦避難させて、iTunesを起動。当然、これまでの設定は消えてやり直しになります。しかしこれでも消えない!

最後の手段のつもりだった初期設定ファイルのリセットをしても消えないので、もうお手上げです。

残るはiTunes Libraryを一から作り直すことですが、登録日や再生回数などのデータが消えてしまうのでこれだけは避けたい。それに解決できるかどうかもわかりませんし。

こうなってしまうとテクノロジーは当てにならない、もはや超越的なものに頼るしかないのかと、近所の神社にお参りに行こうかと考えましたが、さすがに二十一世紀を生きる人間として、そこは理性が働きました。産土神に頼っても……。だって、iTunesはアメリカ製ですからね!というわけで、教会は近所に無いので、本棚から聖書を取り出し、Macの画面の前で、「父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。……」とルカ 11-2から音読を始めましたが、残念なことに効果はありませんでした。宗派が違うのかもしれません。あとは仏に頼るしかないと、弥勒菩薩に救いを求めようとも思いましたが、解決までに五十六億七千万年かかりそうなので、さすがにちょっと‥‥‥。

と、あまりにうろたえたせいで、後半、かなり混乱しておりますが、まじめに悩んでおります。解決方法をご存知の方はご連絡をお願いいたします。

追記 2007/06/03:
何とか自力解決いたしました。詳しい解決方法は次の記事に。
GARDEN Days: iTunes アカウント認証のパネル問題、解決!

2007/06/03

iTunes アカウント認証のパネル問題、解決!

前回の記事に記した、「iTunes Storeからのダウンロードがすべて完了したにも関わらず、iTunesを起動させるたびに認証パネルが現れるようになって困ってます」の件ですが、無事解決いたしました。では、早速解決方法を。

iTunesの音楽ファイルがあるフォルダを探す。フォルダの場所は、環境設定の詳細の一般ペインから確認できます(Macのデフォルトだと~/ミュージック/iTunes/iTunes Music)。

そのフォルダ内にDownloadsという名前のフォルダがないか調べる。Downloadsフォルダ内にlist.plistというファイルがあるはずなので、そいつを捨てる。

これでOKです。

なお、Downloadsフォルダの場所ですが、設定で、「iTunes Musicフォルダを整理する」「ライブラリへの追加時にファイルをiTunes Musicフォルダにコピーする」の二つ共にチェックを入れている状態での場合です。曲ファイルが分散している場合には、違う箇所にあるのかもしれません。

このlist.plistですが、開いてみると、iTunes Storeでダウンロードした曲の一部が記されていました。

以下は推測ですが、ダウンロード途中のファイルは、リストと共にここにダウンロードされるのでしょう。で、ダウンロードが完了すると、このリストも消えるはずなのだけど、何故か消えずに残ってしまった。すると起動時にその設定を読み込んだiTunesが、まだダウンロード途中の曲があるからと、認証パネルを表示させ、しかし、認証してもiTunes Storeのサーバーの記録ではもうダウンロードが完了している為、何も起きない。でも、ローカルのリストはシンクロされず残ったままで、起動時にはまた認証が……。と、いうことだったようです。

初期設定を一から作り直そうとしてもパネルが出続けていたので、記録はiTunes Libraryそのものに記載されているのではないだろうか……、もしそうならばiTunes Libraryを一から作り直さないと直らないのではないかと、絶望しかけましたが、偶然、フォルダ内を漁っていたら、変なファイルが見つかり、解決に至りました。

2007/06/10

「ネットで人生、変わりましたか?」を読みました。

先週初め、Amazonから注文していた「ネットで人生、変わりましたか?」が届きました。IT系ニュースサイトITmediaでの不定期連載記事「ITはいま」を岡田有花記者の記事を中心にまとめたものです。

linkネットで人生、変わりましたか?

ネットで人生、変わりましたか?

ざっと読んだのですが、結論からいいますと、面白かったです。

どうしても技術関連に偏りがちなIT関連のニュースですが、その「中の人」に着目して、インタビューし、まとめた記事を集めた本書は、なかなか貴重な存在だと思います。記事の中で出てくる人は、ネットの世界では著名な方もいれば、全くの無名な人も。ネットで、何かが変わり、何かが変わらなかった人たち、です。

私はIT戦士リンク集というページを運営していることもあり、ここ数年のITmediaの国内記事、特に岡田記者の記事はだいたい目を通しています。リンクをたどれば、過去の記事も読めるわけで、本書を読む前には、今更書籍という形で読まなくてもいいのでは……、と考えなくもなかったのですが、いやいや、それは間違いでした。

「安易にWebの記事をまとめただけの本」と思わなかったのは、丁寧な編集もさることながら、コメントの存在が大きいのでしょう。全記事の最後にコメントと題されて、後日談や取材の際のエピソードなどが記載されています。これがかなりの分量があり、ほとんどの記事を読んだ覚えがある自分にも、興味深く読めました。

インタビューで「人見知りで、電話や対面コミュニケーションが苦手」で、「私はネットがなければ記者になれなかったでしょうから」と述べる岡田記者ですが、こうして、まとまった形で記事を読むと、記者としてのキャリアを着実に積んでいることがわかります。

この本では、記事は年代ごとに章に分かれて、基本的には日付順に並んでいるのですが、章の終わりの記事は、恒例のクリスマス企画記事で締められています。ええ、そっちの方の体を張ったネタ記事を求めている人にも期待を裏切らないでしょう。

この本のターゲットは、私のように「岡田有花」という名前にピンとくる人たちなのでしょうけど、むしろ、著者の名前を聞いても思い当たらず、そして普段ネットとも無縁ではないにしろ、薄い付き合い方をして興味がないような、そんな方々にこそ読んでもらいたい、そう思う一冊です。

2007/06/30

ボトルメールのサービスが終了

早いもので、今年も半分が過ぎようとしているわけですが、以前から告知されていたように、六月末の今日で、ボトルメールのサービスが終了します。

気がつけば、新生ボトルメールで遊ぶようになって五年近くが経ったことになります。正直、最近は起動して、ボトルを流すことも減っていましたが、私にとっては欠かせないソフトで、OSが大きくアップグレードするたびにボトルメールは無事に起動するかを最初に確認していました。もうそういう作業をする必要はないんだと思うと、ちょっと寂しいですね。

昨日、今日は久々に多くのボトルを流しました。みんな思いは同じようで、公式サイトの塩見表を見ても活発にボトルが流されていたようです。先ほど、最後のボトルを流しました。どなたかに届いたでしょうか?

bottlemail

アプリケーション版のボトルメールのサービスはこれで終了しますが、ブログパーツ版のボトルメールは好評運営中とのことです。

これまで、ボトルを流してくれた人たちに感謝!

linkボトルメール

linkBLOPPA!版ボトルメール

公開:2007年06月01日 最終更新日:2010年03月23日

http://www8.plala.or.jp/garden/