ユダヤ民族の言葉 (1)
ユダヤ民族の言葉は 人間の内面の心理をズバリとらえている
○ 「レホブ・モシャブ・ダヴェリーム」(ヘブライ語の書)はいう 「人と会う時は必ず会話せよ」。
そうですね! 日本人は会話の苦手な民族ですが 言葉は神です……ボサツマン
○ 「急用はもっとも忙しい人に頼め」
日本人は 暇そうな人に頼むのが普通だが ユダヤ人は忙しい優秀な人に頼む。
○ 「能力に応じて働き 要求に応じて消費する」 イスラエルのキブツ(集団農場)の原則
○ 「真実は油のごとく表面に浮かび出る」 「絶対の口から真実が洩れる」 建て前の話からボロが出るの意味
○ キビシイ契約社会
ユダヤ人は 契約の民たみ といわれ 神と契約を交わした民族なのです。
その契約とは 神のお手伝いをするかわりに 神がユダヤの民を守ってくれるという内容。
ユダヤ人は 契約が成立すると 幸運と祝福をあなたへ 「マゼル・ウンブラハ」と互いに言う習慣がある。
「契約の不履行はひでりの雷」 「契約すれば汝の首は 頸木くびき に繋がれる」などの諺がある。
契約を破った者には 「信用ドロは最低ドロ」と 汚名のレッテルが張られる。
○ ユダヤ民族は懸命に働く
「勤勉で死ぬ人はいない 殺される人もいない」 「災難は怠惰たいだ のところにやってくる」。
○ 酔っ払いには厳しい ‥‥日本では いまだに酒の上の間違いには甘い風土だが‥‥
バビロニア・タルムードには 「人の性格は 酒杯・財布・怒りで判断される」とある。
「酔っ払いは人を裁けない」 「酒乱者は教える資格なし」など、酒好きにはキツイ言葉。
○ 労働を神聖視する 労働者は聖者と同等の価値をもつ
「聖者が通る時 仕事中なら立ちあがる必要はない」 「何もすることがなければ人間は死ぬ」
○ ユダヤ人は金儲けが上手いと…日本人は思っている
「ベニスの商人」 シェイクスピア作 は 悪徳高利貸 シャイロックのイメージが強い物語です。
そのシャイロックがユダヤ人だから ユダヤ人は皆 金儲けが上手いという先入観念ができたのです。
しかし ユダヤ人なら皆が 金持ちとは限らないことは あたりまえです。
だがユダヤ人は、献金(喜捨)を重んじるという 独特な「ユダヤ人・金銭観」をもつ。
それは タルムードの教えである 「献金行為は正義」という考え方が根底にある。
○ 金にまつわる格言
「人は他人の金で太っ腹になる」 「金をばらまけば馬鹿を収穫する」 ”ごもっとも”…ボサツマン
「施しは汝を死から救う」 「他人の金で家を建てる者は 己の墓をつくる」 う〜 すごい言葉
「施しを与えることは すべての戒律順守より勝る」 「名を隠して施す者はモーゼより偉い」
日本では 名を隠して施すことを 「陰徳いんとく を積む」という。反対の陽徳ようとく は 公に名前をだす施し。
「金かね は すべてのドアを開けられる鍵である」 ‥‥ う〜ん 金の力は どこの国でもすごい!
「金を得るのは良いことだが 金をコントロールするのはもっと良いことだ」
「金は厳しい監督であり 勤勉な召使いである」 「金持ちに相続人はいるが 真の子供はいない」
「欲望の最大浪費が 金を節約する」 ‥‥‥ ん!どういう意味?‥‥
欲望を大バーゲン式で放りだすと 金が手元に残る という意味らしいが よくわからへん
節約して手元に残った金は 喜捨に向けられる これまた 日本人とは異なる 日本なら 残った金は銀行にいく
「習慣に金をかければ趣味となる」 「小銭を持てば血迷う」 「蓄財は盗みより悪し」←まさか!
「私生児も金で清まる」 「貧乏は恥じではないが 誇りにはできない」 →これは 「親父の小言」にもある
「銅貨も集まれば金きん となる」 「チリも積もれば山となる」 →これは 「日本の諺」に類似している
○ 日本人も理解できる格言 うぬぼれやでしゃばりの戒め
「阿呆も黙っていれば利口に見える」 「知恵を極めたと考えた瞬間に阿呆になる」
○ 慈善行為の難しさを示す言葉
「慈善行為は懐で止まる」 「世界最長の道は汝の懐から始まる」
他人の財布から いくら出たのかを見てから 自分の金額を考える ということなのか?
○ 人生に三友あり
第1の友 金かね は 死者には ついては行かなない。→ 日本では 「お金はあの世に持ってはいけない」。
第2の友 家族・身内は 墓場まではついてくる。
第3の友 善行は あの世までもついてきて 神の裁きの証人となる」。 うむ なるほど そうなんだ!
○ 貧乏人ほど 神に祈る回数が多い。 ユダヤも日本も同じようです!
「神は貧乏人を愛し 金持ちを助ける」 「金持ちは神をポケットに運び 貧乏人は心に運ぶ」
○ 賢者の門に金持ちは集まらず 金持ちの門に賢者は集まる
賢者と金持ちと どちらが偉いか?…とユダヤ人に聞くと 皆 賢者けんじゃ 答えるが
どちらに成りたいか?…と聞くと 皆 金持ちと…答える。 う〜ん なるほど オイラも そう答えます つづく