直線上に配置

ukulele 2

トップ アイコン
トップページヘもどる

9/25
 3兄弟は個性があるといいです。長男はマホガニーブレイスで
高さ、厚みがあり、骨組みの役割を担うようなブレイスにしようと思います。高さ1.2cmでがっしりとした作りです。その代わり、ライニングはつけません。というかうまくできないのです・・・
 うちのコアロハタイプですね。その分トップも薄く仕上げたいと思っています。コアロハはオールコアで、サイドは1枚板で作られています。トップはきわめて薄く、ライニングがありません。バックに1本、トップに2本のブレイスがありますが、個性的な作りのウクレレです。
9/26
 ライニングなしでこの上にタイトボンドをつけていきます。サイドの曲げは1回目と2回目で作ったもので、失敗かなと思っていたのですが、型に入れて慣らしてやれば結構使えそうではないですか。もったいないので使います。
9/26
 上の2枚の写真がないと、何をやっているところかわかりませんでしたね。トップの接着の場面です。かろうじてブレイスが見えます。枠の下側にトップが少しだけ出た状態でトップを固定して、下の合板とサイドをクランプで固定してみました。
うまくつきますように・・・
9/26
 ネックの加工です。いろいろ考えましたが、とりあえずカッターで地道に削り始めました。下のネックがその状態です。これをやすりがけして上のように研磨します。3本も作って後悔したのはこの時です。あなたが噛んだ♪小指が痛い♪と歌いながら痛い指の先をナゼナゼしてあげます。もちろん指の痛さはちっとも治りません。
9/26
 ヒールの部分を残し、かなり出来上がってきました。ウクレレのネックはかわいいですね。今作業しているのはアフリカンマホガニーです。加工しやすいです。ホンジュラスマホガニーでも作っていますがこちらの方が加工は大変です。でも、本物はホンジュラスマホガニーです、材が緻密でしっとり感があります。
大切な一台はホンジュラスマホガニーにしましょう。
9/26
 そろそろ指板も用意します。何を使おうかなあ、と手持ちの材を探し、T’sギターさんから購入した指板のサイズに合うものを見つけました。マダカスカルローズウッドのヘッドプレートです。これだと2枚のフィンガーボードが取れます。とってもおしゃれな木目です。これは失敗できません。
 ちなみにヘッドプレートは巾に差があり、手持ちのローズウッドでも作れそうなサイズなのですが、長方形に切り出すことはできません。
 初めてのフレット溝掘りなので長方形からやらないと曲がったフレットになっちゃうかなという心配があります。
9/30
 やっぱりいきなりそんな立派な材料を使えません。よってコアを使います。ヘッドプレートも材料によって幅が違います。2枚取れる材もあれば、1枚しか取れないもの、交差させて2枚取れるものもあります。これはぎりぎり2枚取れるサイズでした。
コアも今回は当たりかなと思える、木目のきれいな材です。ちょびっとフレイムが入っているものもあり、ラッキー!
10/1
 Hideさんに教えて頂きました。プロトラクターという工具、とカッターです。鉛筆では誤差が出過ぎてしまうし、直角定規は安定せず、指板を作るのはこんなに大変なものかと思い知らされました。Hideさんのホームページは宝の山がザックザク。勉強になります。
 下に見本を置いて、位置を確認しながら、けがいてみました。
あせあせ・・・
10/1
 なんでも台風が近づいてきているそうです。マイターボックスはホームセンターで500円ほどで購入したものです。T’sギターさんの指板は1番広いところが入りませんでした。ですから私の指板は若干幅が狭くなりますが、これは便利です。うまくいったらみんなに教えてあげよう。失敗したら、失敗談をお話ししましょう。
10/1
 てなわけで、しこしこ1時間位やったでしょうか?いやいや後半はスピードが出てきたので、そんなにかかっていないと思います。怖いのは切り込み深さです。かなり集中してやったのでとっても疲れてしまいました。
10/1
 ネックにつき板を貼りました。メイプルを黒く染めたものです。
薄くて湿度が高いためかボコボコしています。
タイトボンドで固定してと・・・いろいろやってわかったのですが、このタイトボンドはくせものです。クランプをかけるのは少し時間を置いた方がいいです。そうしないと、滑ってずれてしまいます。またはみ出るときたないので、できるだけ早めに取り除きます。
10/1
 ネックのヒール部分もなんとか形になっていますね。お尻というかボディに近い方の形を整えるのに時間がかかりました。
 あれこれ試したのですが、ある程度グラインダーで形を整えて微調整するという方法をとりました。
10/1
 こちらは、フレイムの入ったメイブルのつき板を貼っています。もう少しで2台分取れそうでしたが・・・
それにしてもどうやって作るのでしょうね、この厚さというのか薄さですね。
 
10/1
 3本目のスプルースのブレイスを接着しているところです。
ブレイスはサウンドホールの前後5mmの位置に接着しています。やっぱりブリッジがのる位置に補強材をつけた方がよかったかもしれません。
10/1
 本体の方も少しずつ形になってきました。
マホガニーブレイスのものです。ただ、ゆがみが出ています。
ゆがみがなく、左右対称になるように、作れるようにする方法を考え中です。 
10/1
 コアブレイスのものです。
とりたててどうってことはないです。正面から見るとゆがんでても斜めから見るとなかなか良いですね。
 ライニングが無いのでブレイスはどれも太めです。普通は端を削っていくのですが、これはサイドへの補強を考え、薄くしてありません。
10/1
 ライニング無しがどんな音に影響するのか楽しみです。
と言いながら、実は不安でいっぱいです。出来上がってから弦を張るとベこっとつぶれたらどうしましょう。
 コアは堅い木です。かんなで削れますが、それはきれいな削り屑が出ます。てかてかと輝きます。さすが神の木です。
10/2
 さて、フレット溝の調整をしてから、フレットを切っていきます。
購入したフレットは長く、写真のように、多めに切っていきます。1本では1フレット分足りませんでした。上手に使えば1本でできそうですねえ。
10/2
 フレットを打つにはプラスティックハンマーがいいです。木槌を使うと、木槌の打面が傷つきます。玄翁だと指板に傷が付きます。私はどちらも経験しました。工具は使用目的に合わせて使いましょう。
10/2
 なんとか打ち終えました。ギターのフレットより細いものでバンジョー用のものです。多分これが一般的なものだと思います。
コアロハはもっと太いギターに似たものです。
 大きな失敗をしてしまいました。指板の幅の調整を忘れておりました。とりあえず切ったままの状態ではそれぞれ1mm程度太くなっています。フレットを打った後ではかんながかけられませんね。

よってこれはボツです。
10/4
 三男のスプルースブレイスです。厚みが少し足りない気もしますが、ブレイスの素材を変えることでどの程度音質が変わるか楽しみです。タイトボンドをつけて接着する直前です。ちなみにバック側はすべて一枚ブレイスの簡素な作りです。丸みもつけていません。エンドブロックとヒールブロックの高さは9mm近く差をつけていますので、裏板はかなり湾曲することになります。
10/9
 コアの指板は失敗でした。よって作り直しします。
きれいな材です。こんな材でギターを作れたらいいなと思います。しかし、奥のフレットはポジションマークを入れる穴開けに失敗してしまいました。災難続きです。
10/9
 ボディが3つ揃いました。
やっぱり不揃いです。
気になります。
 それでもかわいいなあ。
10/12
 ダボ継ぎです。ネック側に10mmのドリルを開けて、写真のボッチを当てます。
この工具は東急ハンズに打っていました。ドリル、ダボ揃って1500円くらいでした。
10/12
 でもって、合わせる位置に当てると、中心が決まる仕組みです。ふむふむ、よく考えられてるなあと感心。
10/12
 というわけで、バッチリと・・・いきなりうまくはいきません。練習しておいた方が良いです。ダボが斜めに入るととっても苦労します。慎重にやらないと思うように決まってはくれませんでした。
10/13
 ペグ穴を開けます。ドリルの径は8mmです。以前ギター作りでよく失敗してしまい、悔しい思いをした場所です。出来上がりが近づくとついつい焦ってしまうのです。その気持ちをどれだけ抑えて、冷静に作業できるかが大切です。
10/13
 3本共に開けてしまいました。
2本はメイプルの黒、1本はメイプルのカーリーです。
特に違いをつけた理由はありません。材料があったからです。
ukulele2
ukulele 3
ukulele 1