七飯町上藤城の山の上の寺院、大宝寺です。

続いてのお話は･･･

数十年前、ある家族（Bさん）が旅行に出かけ、戻ってからのお話です。

家族旅行を終え無事に帰ったBさんには8ヶ月になる子供がいました。
戻ったその晩からその子が、わけも無く泣いて泣いていっこうに泣き止みません。夜泣きではありません。夜だけでなく一日中何をしても泣いていて、寝てる時以外は火がついたように泣いているのです。

心配になったBさんはどこか具合が悪いのかと病院へ行きましたが、結局病院でも原因がわからず困り果てていました。そんな中ご縁があって大宝寺へいらっしゃいました。
さっそく霊視致しましたところ･･･

お参りが終わって振り返ると、父親に抱っこされている筈の子供がいません。訪ねて来られた時から泣き通しだった子供は、お経がはじまったとたんに父親を振り払い、ハイハイで玄関へ向かったそうです。
両親が二人で押さえたのにもかかわらず、たった8ヶ月の子供がそれを振り切る事ができる程すごい力だったそうです。

霊視でわかったことは･･･
女の人が押し入れから出てきて「スリッパを返して」と言うのです。
Bさんに告げたところ･･･

実はBさんの家の押し入れの中にスリッパはありました。そのスリッパは旅先のホテルから持ち帰ったものだそうです。（忘れ物だったらしく、子供用のとてもかわいいスリッパでBさんの子供が大きくなったら使おうと、だまって持ち帰ったそうです）

後日わかった事ですが、現れた女性はその部屋で子供と二人、自殺をしていました。清掃員が気づかなかったようですが子供用のそのスリッパはその子のものだったようです。

女性と子供の供養をしてBさんのお子さんは落ち着きました。Bさんはとても深く反省されていましたが、みなさんも決して人の物をむやみに持ち帰らないで下さい。


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