パンフレットギャラリー その3
パンフの写真はスマホで撮りましたので
光が入ってしまっております
ご容赦ください
 


 パンフレット   みどころ
モンテ・クリスト伯  モンテ・クリスト伯のパンフですが、
巻頭には「ハムレット」初演の寄稿
そこからの「モンテ」という寄稿 

上演台本・笹部氏のモノローグ
ヤンさんと汐風幸さんの対談
からも「ハムレット」を超えようという意欲が
感じられます

ヤンさんのコメントは
〜デュマがシェイクスピアに憧れていたなんて知らなかったけど、
「ハムレットより数段難解で複雑・・・。
9月10日現在、安寿、手も足も出せない状態・・・。
神様・・・私に光を!
そして・・・
私に(早く)女の役を!〜
  です♪

巻末には朝倉摂さん栗田氏、笹部氏、川島氏の対談
読み応えは相当あります
 ハムレット これ1冊でほぼ演劇雑誌(笑)
読みどころありすぎです
・松岡和子さ(翻訳)に聞く・栗田芳宏に聞く・舘形比呂一に聞く
・安寿ミラに聞く・岡本おさみに聞く・宮川彬良に聞く。
みなさんがあの「ハムレット」という作品をどんなに愛しているか
語りつくしてらっしゃいます。

栗田さん笹部さんのヤンさん語りは全部抜粋したいくらい!
プロフェッショナルでストイック、そして「安寿ミラという役者は
変わり者」ですって

ヤンさんのコメントは
〜最近ー腹の底からムラムラと芝居への欲が湧いて来てる・・
「モンテ・クリスト伯」を経て尚一層それが強くなっている・・(気が
する)男演ったり、女演ったり、ジジイ演ったり‥自分でも変な
女優だとは思っている。でもこの「ハムレット」再演でどこまで自分
が壊れるか、実は楽しみで仕方がない。
「こんなシェイクスピアがあっていいのか?!」
「こんなハムレットをやっていいのか!?」
これをミュージカルと言っていいのか!?」
「女が男、男が女を演って、こんなことーー!
ーま、いっかー・・・−
2時間45分、私達と一緒にどっぷり楽しんでください!!〜

 
リズム・リズム・リズム
RHYTHM RHYTHMRHYTHM
リーバ・ライス、東山さん、浦井さん、ヤンさん のショットが
美しすぎます。

ヤンさんのコメントは
〜『夢』のようなステージ
3年前、自分のダンスコンサートで「I GOTCHA」を選曲し、原譜で
歌うことに挑戦した時、本番までずうっとリーバの歌のテープを聴
いてあの早口英語を覚えたものでした。
そのリーバ・ライスとショーが出来るなんて、まさしく夢の様なお話
を頂き、しかもあの「I GOTCHA」を二人で踊れるなんて、誰があの
時想像出来たでしょうか?!−し、しかしメチャクチャな英語がバレ
バレになってしまう〜!!
 ま、この際、本場の匂いと実力を大いに目の当たりにして。頭打
って・・・・・また勉強する機会を与えられた事に素直に喜ぶことに
しましょう・・・・。
今日はリーバの胸(大きい・・・)をお借りしてドーンとステージでぶつ
かり合えたらと思います
PS それにしても英語がーー!
  (なんでリーバに英語で歌わせないんだろう?)

です
 8人の女たち パンフとしてこれ!といったみどころはありませんが
ヤンさん演じるオーギュスティーヌの紹介は
欲求不満なオールドミス。今では家族に八つ当たりしている。

オーギュスティーヌの役から垣間見る「女の本性」とは?
「劣等感と純真」
姉への劣等感ゆえ性格がねじ曲がってついつい周りの人に攻撃的
になってしまう。でも彼女は本当はとても綺麗な心を持っている人だ
と思うんです。〜中略〜実は家から一歩出たら、近所のおばあちゃん
にとても親切に接しているんじゃないでしょうか。

です。
納得!! 
 血の起源 寺山修司生誕70周年記念作品
栗田芳宏VS寺山修司
今、思い出してもウオ〜〜〜と叫びたくなるようなスゴイ舞台でしたが
パンフもまたしかり
役者だけでなく創り手の情熱あふれるパンフレットになっています

ヤンさんのコメント(一部抜粋)
寺山作品は〜中略〜実際に演じてみるとすごくよく分かる。ハマること
がたくさんあるんです。女性にしか言えない、女性にしか分からない
生々しくてシュールな台詞がいっぱいあるんですが、それが嬉しくて
仕方ない。そのひとつひとつに納得する程に、創った寺山さん自身が
いかに孤独で純粋に愛を求めた人だったのかが分かっていく。物語を
演じるというより、寺山さんが見ていた世界、普遍的な人間の愛憎や
生死といった人間の営み、生まれてきたことが夢で、すべてはその夢
の中の出来事、という世界観を表現している感じです

〜つづく

媚びない身体からあふれでる凄まじいまでの「おんな」
凄かったな〜〜 
 Female Vol.8 従来のリーフレット型パンフから折り畳み式のパンフに!
サイン入りなのはお茶会かなにかで当たったんだと思います

ヤンさんの25周年記念のFemale Vol.8です
ヤンさんからのメッセージは

今回も理解あるスタッフに恵まれ
楽しみながら、時には苦しみもがきながら創っております。
8回目・・・25周年・・・そして・・・
もう40年も踊っているんだ〜・・・ハァ〜・・・(溜息)

でもまだたった25年・・・
まだまだ勉強することが山程・・・
今はまだ過程に過ぎません。
今日はその過程の一部を御覧頂きましょう・・・
見えない頂上を目指して、又、登ってゆきます・・・少しずつ・・・

本日はお暑い中、お越しくださいまして
本当にありがとうございます。
全てに感謝!!
    安寿ミラ

です
 星の王子さま 白井晃さん、能祖将夫さん、宮川彬良さん、近藤良平さんなど
スタッフのみなさんの「星の王子さま」に寄せる文章が素敵
男性の方がみなさんロマンチックでファンタジック

ヤンさんのコメント(一部抜粋)
今の貴方ににとって”目に見えない大切なもの”といえば?
時間と出会い。今年舞台生活25周年を迎えたんですが、ここまでと
これから、両方を考えたとき本当に時間は得難いものだと思えて。
決して戻ることは出来ないですしね。それにこの世界は人との出会い
が後でとても大きな枝葉になる。この二つが私には本当に大切なもの
です。


対談は白井さん宮崎あおいさん岡田浩暉さん

星の王子さま、チャートテストなんてのもあって面白いです
 ラヴ・レターズ ラブレターズ 12th

262回から272回をまとめてあります

271回目が長谷川初範さん/安寿ミラさん

青井陽治さんの安寿さんメリッサ評は
安寿さんのメリッサは、気まぐれで殊勝な顔をしてたかと思うと、冷たく
そっぽを向いたり、触れなは落ちん風情で招き寄せておいては、私は
アーティストよ、と突っぱねる。愛が薄いのに遠くへ行こうとしない、
アンディにとっては、実に悩ましいメリッサ。しかも絶対的に好きな女の子
で、アンディーも自分から離れていけないし・・・実に実にやきもきさせる
カップルでした。

(つづく) 
 アルジャーノンに花束を 初演のパンフレットにはダニエル・キイスからの言葉も掲載されています
そして荻田先生、斎藤先生はじめ創り手スタッフの皆さんの情熱が 
あふれ優しく知的に語られています

ヤンさんへの質問をいくつか
Qあなたにのっての”かしこくなりたい”は?
Aお利口さんになるという訳じゃなく、かといって媚びず・・・何か一つの
信念を持って生きることかナ・・・?

Qこの作品のミュージカル化を器具している人がたくさんいますが・・・
A何事も冒険や挑戦する事は大切なこと。やってみなくては何も生まれ
ない。

Qこれからの目指しているステージをお聞かせください
A今まで通り・・・・・何でもありです。
Q観客の皆様に熱いメッセージをお願いします
A何が熱いって、初主演の浦井くんが稽古場から熱ーくチャーリィになりき
ってます。「かしこくなりたい!」と透明な声で歌う彼を観ているだけで目頭
が熱くなりますヨ・・・。チャーリィの無邪気さ、純粋さ、聡明さ、繊細さを
一緒に感じてください!!
 クラリモンド  このパンフも非常にマニアックな演劇雑誌!ダンス雑誌!

栗田さん振付の大島早紀子さんたちのこだわりがギュウっとつまり
お稽古場の壮絶さは宮川彬良さんの寄稿を読むだけで伝わってきます
〜踊らせたらピカピカのトップスター安寿は、たった1分の振付に青アザ
を8箇所作った。空気を踊るのは大変である〜
(ヤンさん箇所だけ抜粋)

ヤンさんの文章から一部抜粋です
考えてみると私は、本名より安寿ミラという芸名で生きてきた時間の方が
長いんです。演劇の魅力につかれ、ひとつひとつの舞台を本当に生きる
か死ぬかみたいな気持ちで務めながら、この名前を大事に守ってきたよ
うに思う〜中略〜だから安寿ミラとしてのこれまでの道のりと、つくりあげ
てきたものは絶対に崩しちゃいけないなと思うし、その土台の上に新しい
ものを積み上げてゆきたい。そういうまじめでやや硬い側面と、ちょっと
はずれて遊びたいという欲求ぎりぎりの線を保ちながら、これからも
歩んで行きたいですね。だって私はもうこれしか出来ないんですもん(笑)

栗田さん×ヤンさん×貴水さん トーク
大島さん×舘形さん×森山開次さん×熊谷和徳さん トークもあります
LOOT〜薔薇と棺桶〜  黒のドレス、黒のベールのヤンさんがとにかく素敵

座談会がおもしろい
演出家・鵜山仁さん×ヤンさん×及川健さん×野沢聡さん×樋浦勉さん
×若松武さん
それぞれの出自のお稽古方法の違いだとか作品の内容だとかイギリス
と日本の違いだとかで盛り上がっています
一部抜粋します
若松 フェイもデニス(野沢)もハル(及川)もホント、この3人は怪しいよな。
    どういう関係?
野沢 不思議なんですけど、こちら(安寿)は元宝塚でこちら(及川)は
    スタジオライフでしょう?(一同笑)安寿さんには女性としての魅力
    のほかに強さとか、怖い!(笑)っていう瞬間も感じたり・・・
安寿 だからこの役が来たのかな?
野沢 (及川に)だって、この間の稽古ですごかったよね?
及川 そうそうすごいよね(笑)
野沢 こう、こんなになって、横座りの立てひざで「私はマクマホン!」って
    迫力あったよね〜〜
及川 うん、うん、カッコよかった!
・・・つづく
 田園に死す これが初舞台だった中村蒼さん、ご結婚おめでとうございます(おーい)

さてパンフのヤンさんはそれはもう艶やかで艶めかしい、
生身であって生身じゃない和製マレフィセント?

「血の起源」からの2度目の寺山作品です 

ヤンさんの言葉より一部抜粋です

昨年の「血の起源」をきっかけに、寺山さんの歌集や詩集などをたくさん
読みましたが、母親に対する濃い思いが作品に投影されていますよね。
彼にとって母親は、初恋の女性であると同時に神聖な存在でもある。
犯してはならない聖域であるのに、ともすれば性を感じてしまう。
まるでハムレットみたいですね。


です


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