中之島は,トカラ列島で最大の島で最高点御岳は標高979m,ここの噴火口と頂上東側では活発な噴気がある。
地質的には,南側の古い火山体群(最も古いセリ崎安山岩類は約175万年前)と北側の新しい御岳火山からなり,これらは輝石安山岩である。また,中央部西側の濁浦安山岩(約14万年前)は角閃石安山岩からなる。さらに,御岳南側に見られる新しい軽石流堆積物は角閃石デイサイト質である。
御岳火口内の超高温温泉?,火口写真でも見えます
トカラ富士の異名を持つ御岳(979.0m)
湯溜まり状態の御岳火口内
火口内の煙道式硫黄採取跡,石垣の高さは約1m
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御岳火口内のパノラマ
御岳火口北壁,背後に口之島が展望できる
御岳より東部の底なし池,ネガミ岳,先割岳,キン岳方向を望む,底なし池方向に流下する溶岩上にアカホヤが分布しないことから,6,300年前よりは新しい時期の活動
セリ崎近くの垂直に立つセリ崎安山岩(約175万年前)
七ツ山より南部のセリ崎方向を望む
中之島はここ⇒