標本づくり
人目を忍んで、やぶの中でゴソゴソと何をしているかというと…
ツキノワグマの頭骨標本づくり! 来春のレクチャー ・ルームの教材にすべく、
黙々と作業に励んでいます。 作成方法は… 金網製のゴミ籠に入れて、そのまま野外に放置。
あとは自然の力(小動物や微生物)に頼るという他力本願にして極めてエコなやり方です。
以前、同じ方法でタヌキの骨格標本を作ったところ、小さな骨が散逸してしまい、集めるのに苦労しました。
その経験と反省を活かして今回はちょいと工夫を。
なお、このクマ(雄9歳)は、養魚場に被害を与えたため、やむなく大町市が駆除(個体数調整)したもの。
このたび、それを保管していた長野県環境保全研究所から提供していただきました。できうる限り、彼が生きていた背景に思いが及ぶ展示にしたいと考えています。 (他の骨格標本の話題は⇒こちら)
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