白鳥 初めての仮剥製作り(⇒こちら)から たった2ヶ月。 なんと我がスタッフが無謀にも自己流で コハクチョウの剥製を作ろうとした矢先 … ひょんな偶然、天の配剤! 思わぬ縁から、剥製作りの名人に知遇を得る幸運に恵まれました。 にわか弟子(#^.^#)の働きめざましく、見事な展示品の出来あがり!(※) しばらくは、名人(=師匠)の指導のもと、いくつかの小鳥で腕を磨きます。 やがてひとり立ちする見習い職人を、冷凍保存中の フクロウやヨタカが、剥製になるべく待っています。 並行して、クマやニホンジカの頭骨標本作りもしていますので、春の展示を乞うご期待。(クマについては⇒こちら) (※)安易な所有は禁じられています。高圧電線への接触による落命と思われる個体を譲渡いただき、学習用に供すべく所管の事実証明を受けました。
浅い根 豪雨災害復旧工事のために掘削したところ、ヤナギの根が出てきました。 根が張っている深さは30pぐらいまで。多くは10p内外に集中しています。(下まで延びているように見えるのは、垂れ下がっているだけ。 実際には水平方向に張り巡らされています) 「へぇ〜 ヤナギの根は浅いんだぁ」 と思われるでしょうね。しかし、じつは日本に自生する樹木の根の張り方は似たようなものです。 樹の大小に拘らず、養水分を吸収する根(細根)のほとんどは地下10〜60pの間にあります。 ただし、樹種や生育場所によって樹体を支える根(支持根)の張り方や根張りの面積(水平方向の長さ)は著しく異なります。ちなみに この露出した根は写真奥の樹から延びているもの。その長さは10mにもなります。一方、枝は長い ものでも3mほど。 … よく言われる 『枝先と同じくらいまで根は延びている』 が、真実ではない証です。
どこが似ているのだろう (( 。)_( 。)) ? クヌギとクリ、あるいは ウリハダカエデとウリカエデ。 「よく似ているので見分けが難しい!」 と思っている方が多いようです。 クヌギとクリは葉が、ウリハダカエデとウリカエデは樹肌が、それぞれそっくりです。よりによって、そのよく似ている部分で区別しようとすることに無理があります。 ところが、冬芽(→)を観れば … ねっ! こんなに違います! 樹の種類を見分ける手段と問題点は… 花や実は季節が限られる。樹肌は年とともに変化する。葉は落葉期はむろん、樹勢が衰退した場合や幼木では形や大きさが違うことがある。etc そこで有効なのが冬芽。 ほぼ一年中あり、個体差が少なく、個性的なものが多いからです。 そんな素晴らしいものなら是非覚えたい! というご要望におこたえして、馬場多久男先生による、冬芽観察講座を開催します。