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千年を生きてきて (旬情報 番外編)
長野県には単木の国指定天然記念物(国天)が 3本あり、写真はそのうちの 2本、小黒川のミズナラ[左] と 月瀬の大杉[右]です。
国天となっているミズナラは、全国でこれ 1本のみ。また、大杉は(樹種を問わず) 県内第一位の巨樹であり、国内のスギの中でも有数の大きさを誇るとのこと。いずれもが、後世に残さなければならない名木です。…が、
その環境にはだいぶ違いがあります。 ミズナラは、根の広範囲を柵で囲い 立入りを規制しているため、とりあえずは一安心。
一方、大杉の方はというと…すぐ横を(最近透水性舗装に替えたようではあるが)道路が通り、根元周囲は酸欠を招きやすい‘盛土’があり、さらには、石垣があったり 記念碑が乱立したりと、根の生育には厳しい環境となっています。
伝承では、樹齢 1800有余年とされている大杉。 そんな永きを生きてきた今、こんな目に遭うとは…
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「ミズナラが うらやましい」(← 大杉のつぶやき?)
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