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野生傷病鳥獣の一時的保護〔続編 その10〕
一方、こちらは【生身(なまみ)】のムササビ。保護してから、半年が過ぎました。 顔つきも体つきも、すっかり成獣らしくなってきました。
写真は、栗を両手で器用に持ち、盛んに食べているところです。器用とは言いながら、お食事マナーとしては褒められるものではありません。口で皮を剥いては、それを撒き散らすため、周りは栗の破片だらけになります。
野生でもこうなのでしょうか? 一般的に、食物連鎖の下位に位置する動物、あるいは待ち伏せて狩りをする動物は、おのれの存在を隠そうとするはず。
ムササビも本来であれば、その存在を天敵に気づかれないようにするのではないかと考えられます。だとするならば、無防備に育った彼女の行く末が ちょいと案じられるのでした。
この心配が杞憂に終わればよいのですが。
野生に戻れるよう、不特定多数のヒトに接すること を避け公開しておりません。ご理解くださいますよう。
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飛翔の様子は↑写真クリック〔←YouTubeにリンク〕
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