.    '12年6月12日

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う ○ こ

 からすの学校 ・第51回を、二日間に渡って開催いたしました。 1日目は公開講座 “ウンコはごちそう!”。   2日目は公開学習会 “ウンコでわかる命のつながり” でした。 写真は 2日目の様子。まずは室内で菌類について学びました。いつもは上から目線で見るきのこ(子実体) が、視点を換えて虫になった気分で下から見上げると、思わぬ造形美であることを知り、参加者の多くが感激されていました。
 後半は、フィールドに出て、【お尻を拭くための‘マイ・葉っぱ’】を探しました。 今回の講座の副題は【お尻で見る葉っぱ図鑑】。 お尻を拭くのに適した葉っぱのうち、お薦めのひとつが園内にもあったキリの葉。 他にご推奨はノウタケとのこと。園内でも見かけることの多いキノコですが、そんな一面があったとは… 乾燥させた物を実際に触ってみて、半信半疑だった皆さんも納得です。 〔ノウタケの話題は→こちら









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蛾(ガ)が嫌いな方へ…。 これはいかが?

 これはクロフシロヒトリという蛾。 シモツケの葉にとまり、長い間じっとしていました。翅は白地に黒色の筋紋様。 その紋様には、一見すると金色に見える芥子色(からしいろ)の線が ほどよくあしらわれています。  『クロフシロヒトリ』と表記されると区切りが判らず、なんとも意味不明な名前です。漢字で書くと、【黒斑白火取】。 クロフ ・シロ ・ヒトリ ⇒ 黒い斑(ふ)のある、白い‘火取り蛾’です。   成虫の色や模様が秀逸で美しいものが多い ヒトリガ科のなかでも、とりわけ目を惹く一種と考えますが、いかがでしょう?
 日暮れ、まわりが薄暗くなる頃、しっとりとした風景のなか、まるで 歌舞伎の衣装を見るかのような、気品ありながらも派手なこの蛾を目にしました。 ところで 『火取り蛾』の名から 『飛んで火に入る夏の虫』が連想されます。 本来ならば、夜飛ぶための巧妙な行動機能が、人工物により禍します。⇒走光性







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誰が袖

 園内のあちらこちらで群落をつくっている タガソデソウ(写真)の花もピークを過ぎました。 『誰が袖(たがそで)草』の名の由来は古今集からとの説もある(異説あり)優雅な名とそれに見合う姿をした野草です。園内だけでなく、園地周辺の車道沿いなどでも見られるので一般的な草と思われがちですが、国内では自生の限られた植物です。 今年見逃した方、来年をお楽しみに。 このほかに、今が旬の花は、〔野草〕では… ノアザミ、オドリコソウ、ツクバネソウ、クルマバツクバネソウ、クルマバソウ、クルマムグラ、ギンラン、ササバギンラン、サギゴケ、ムラサキサギゴケ、マイヅルソウ、ヒトツボクロ、ベニバナイチヤクソウ、ウメガサソウ、フタリシズカ、 ナツトウダイ、ハタザオ、ギンリョウソウ。 〔樹木〕では… ヤブデマリ、ニシキウツギ、サワフタギ、コヨウラクツツジ、ホオノキ、バイカウツギなど。この後、梅雨明けにかけて、まだまだ花の時期が続きます。