お尻隠して、頭隠さず
園内巡視中、藪のなかに何やら気配を感じて立ち止まると… そこにいたのはタヌキ。
こちらを見ているようでもあり、あるいは 視線をはずしているようでもあり…。 戸惑いながらの数分間。 あまりにも動かないので、
ひょっとして病気あるいは傷でも負っているのかと心配になりながらも、無関心を装ってその場から離れてみました。
数十mほど距離をおいて振り返ると、こちらを気にしながら、体に異常は無いと思われる軽やかな足どりで去っていきました。
どうやら、彼(彼女?)は、【隠れたつもり】 だったようです。顔つきから推測して、おそらく若い個体と思われます。
そのためか、外敵に対する対処方法が甘いようです。(もちろん、当WEB管理人は敵ではありませんが)
種類の多いコウモリやネズミを除けば、日本の大型哺乳動物のほとんどの種が生息する園内ですが、姿を見るのは稀なこと。幸運な出会いでした。
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