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飛べない鳥
来園者が来られて 『園路に鳥がうずくまっているので、みてあげてください』とのこと。 早速、現場に行ったところ、そこにいたのはアオバトの若鳥でした。
近づいても飛ぼうとしないため、保護して羽を診たところ、傷や骨折はありませんでした。
その後歩く様子を見ていると、片足を引きずるようにしていました。どうやら足に問題があるようです。
『鳥なんだから、羽さえ大丈夫なら足が不自由でも飛べるのでは』との誤解があります。
確かに飛んでしまえば足は不要でも、まずは脚力で空中に飛び上がり、その後羽ばたくことで飛翔することができます。
まさに、飛ぶための第一歩には足が必要になります。 なお、野鳥の飼育は今回のような【野生傷病鳥獣の一時的保護】以外は法的に規制されています。
また、一方で、傷ついた動物を『可哀そうだから』との理由で全て保護することは生態系(食物連鎖)から問題もあります。
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『可愛いから助けたい』と思うのは、ヒトのエゴイズム?
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