.    '14年11月20日

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遅ればせながらの紅葉

 周辺のカエデ類の紅葉・黄葉がすでに終わった頃にようやく紅葉が始まったハウチワカエデです。この樹は昨秋に移植したものです。【移植の経緯は ⇒ こちら】  移植時の日程の制約上、‘根回し’もせず劣悪な土壌に植えることになり、はたして活着するのか心配でした。 幸いにも、春の芽吹きもその後の葉の展開も良好であったため、一安心したものです。 しかし、その葉を使って養分を蓄え始めた頃、大発生したマイマイガにより、すっかり丸坊主にされてしまいました。 その後出た 2度目の葉を使い、ぎりぎりまで有機物を蓄えて、ようやくその役目を終えました。 通常であれば、全ての葉を食害されても枯れることはまずないのですが、移植時に多くの根を切り、衰弱していた樹にとって、あるいは致命的かもしれません。 少なからぬ枝は枯れています。さて、来春(2月には活動開始)、無事目覚めるでしょうか?





 


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落葉

 春から夏には木漏れ日の散策を楽しんだこの園路も、今や落ち葉の路。 樹の間から遠くが見通せるようになり、見上げる空は広くなりました。 ここはコナラミズナラが多く生えている場所です。 落葉樹は秋になると葉から窒素やミネラル類を枝に回収して、その後、不要になった葉を落とします。 そのカサカサになった葉を踏みしめての散策は、秋ならではの楽しみです。 ところで今年は、歩いていてちょっと違和感があります。 あまりにも楽に歩けてしまうのです。 例年ならば園路上にはコナラやミズナラの果実であるドングリが足の踏み場も無いほど落ちているため、坂道を下るときは足をとられそうになります。 しかし、今年はそのようなことがありません。 長野県内では、多くの場所でドングリが不作のようです。 それに起因するのか、ツキノワグマの里での目撃がいつになく多く、悲しいほどの頭数が捕殺されています。
クマの捕獲数についての環境省資料は⇒ こちら





       


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冠雪

 いまひとつ、はっきりとしない画像なのですが・・・
ここは安曇野の東端、長峰山からの眺望です。この数日前に常念岳と蝶ヶ岳の頂きが白くなりました。 『初冠雪』とは管轄の気象台から見て、シーズン初めての冠雪日(降雪したのみで積雪にならなければ冠雪とは言わない) ですが、はたしてこの峯々の初冠雪はいつだったのでしょうか?  これから後、安曇野は一瀉千里に冬に向かいます。 やがて一面の雪に覆われる園内。そうなれば、スノーシューやアニマル・トラッキング、樹木の冬芽観察などが楽しめます。 そんな、冬本番を前にして 12月開催の【からすの学校】は、【ニホンカモシカ学習会】。  『なぜ、いま、カモシカなの?』 と思われるかもしれません。 しかし、今回の講座は一味違います。1970年代、カモシカが ‘幻の動物’ であった頃の調査に関わった講師から、その生態を解説していただきます。





 写真にマウス・オンで、山座同定と当緑地の位置関係