落葉
春から夏には木漏れ日の散策を楽しんだこの園路も、今や落ち葉の路。 樹の間から遠くが見通せるようになり、見上げる空は広くなりました。
ここはコナラとミズナラが多く生えている場所です。 落葉樹は秋になると葉から窒素やミネラル類を枝に回収して、その後、不要になった葉を落とします。
そのカサカサになった葉を踏みしめての散策は、秋ならではの楽しみです。 ところで今年は、歩いていてちょっと違和感があります。
あまりにも楽に歩けてしまうのです。 例年ならば園路上にはコナラやミズナラの果実であるドングリが足の踏み場も無いほど落ちているため、坂道を下るときは足をとられそうになります。 しかし、今年はそのようなことがありません。
長野県内では、多くの場所でドングリが不作のようです。 それに起因するのか、ツキノワグマの里での目撃がいつになく多く、悲しいほどの頭数が捕殺されています。
クマの捕獲数についての環境省資料は⇒ こちら
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