知っているつもりでも… その1
事故(車のフロントガラスに衝突の後、轢かれたと思われる)に遭って落命した ヒレンジャク の(上から見た)尾の部分です。傷みのため、剥製にはできないことから羽標本にしました。
これまで、図鑑などでその姿は知っており、幾度かは遠目で見たことがありました。 しかし、見かけた時の多くは、群れでいたために、‘集団として見る’ことはあっても、‘個として観る’ことがなかったと気づきました。
この個体を目の当たりにしての思わぬ感動は、腹側から観た羽毛の色と形でした〔写真にマウス・オン〕。 このように羽を広げた姿は、野外での野鳥観察においても一般の図鑑においても観ることはできないと思われます。
机上の学問とフィールド観察は両輪となりますが、ありがちなのは『知ったつもり』になって、見慣れたものに興味を無くしてしまうこと。 それらにあらためて感動していただくべく、ただいま展示品作成中! ⇒ こちら
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