一粒会の起源
 1938年2月13日、東京関口協会で土井大司教の祝聖式が行われた。
 この祝聖式に参列した田園調布教会の婦人たちは、非常に感激して自分達も邦人司祭養成のために何かしなければならないと考えた。
 その頃ロザリオ婦人会会長をしていたフランシスカ阿部マリ子さんが、自分の霊名の祝日(3月9日)に、主任司祭ガブリエル神父と他の婦人たちを招き、その席で、邦人司祭育成のために、まず召命を願う祈りとして毎日主祷文1回と1銭ずつ貯金することを決め、会の名を一粒会と命名した。
 一粒会は、阿部マリ子、赤谷喜久子、小出静子、川上君子、桜井梨枝、中村みきさんたちが中心となり働きかけたので、多くの婦人たちが賛同し参加した。
 翌年には1千円にもなったので、これを大司教に献上した。大司教も大変喜ばれた。
 その後一粒会は日本全国に広がり、今なお続いているが発祥は、田園調布教会なのである。

(フランシスコ会カナダ管区「宣教師たちの遺産」より)

岐阜教会での活動
神父さまの平均年齢は、64歳。
若い司祭の養成は急務と誰しもが感じていることですが、現実は非常に厳しく、問題が山積しています。

一粒会は、神学生召命のための祈りと、経済的に支えていくのを目的としています。
岐阜の会員は、現在56名います。
岐阜教会の代表としてお世話下さっているのは、田久保米子さんです。
会費は、月額一口100円。会員を募集しています。

うれしいニュース
一粒会で支援してきた名古屋教区神学生・島袋幹男さんが、3月2日に助祭叙階のお恵みを授けられました。
その後に続く司祭叙階のお恵みのために、皆様のお祈りをお願いいたします。

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